奈良県出身→早大法学部卒→弁護士秘書として勤務→結婚して4人の子供を出産。
現在大学生~小学生まで1男3女の子供がいます。子育てを通して感じたことや子どもの教育に関する情報発信をしていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
スマホは私たちの生活に欠かせない必需品ですよね。
今や子どもたちも1人1台スマホを持って使いこなす時代です。
連絡をとったり調べものをしたり、スマホがあればいろんなことが出来るのでとても便利ですね。
ただお子さんにスマホを与えるとなると、使いすぎや不適切なページの閲覧、知らない人とつながる可能性など、不安を感じる親御さんが多いのではないのでしょうか。
感染症の拡大により、在宅時間が増えたことでスマホやタブレットなどの使用時間が増えたお子さんもいると思います。
今回は、スマホが子どもに与える影響やスマホとの上手な付き合い方について考えていきましょう。
スマホが子どもに与える影響について【論文を調査】
スマホをはじめとするテクノロジーの進化が子どもたちに与える影響について、論文をいくつか調べてみました。
「IoT時代に生きる子どもたち」
「IoT時代に生きる子どもたち 五十嵐 悠紀氏」の中で書かれていることをかんたんにまとめてみます。
- 現代の子どもは外で遊び回ることが少なくなり、オンラインゲームで遊ぶ姿をよくみかけるようになった。
- 子どもへのスマホやタブレットの普及率は急速に伸びている。
- 子どもにスマホを使わせることのデメリットとして、うつになりやすい、視力低下、体力低下、肥満、睡眠障害、依存、他人とのコミュニケーション障害などがあげられる。
- 子どもがスマホを使うことのメリットとして、スマホを通じて語学に興味を持つケースが多い、YouTubeを通して「R」と「L」の発音のちがいなど「音」の学習がしやすい、中国語の童謡を覚えて歌い出すケースがある、などがあげられる。
- スマホを利用した学習アプリでは遊び感覚で読み書きなどを覚えられるが、実際に鉛筆を使って紙に字を書く練習をさせることも大切。
- 教育のためにはスマホ学習だけでなく、ブロックやパズルなど実際に手を動かすことにも興味を持たせるようにするといい。
- 研究室内のメンバー同士の連絡なども、LINEやLINEのノート機能を使うことでコミュニケーションがとりやすくなった。
- LINEは便利だが、「先生と学生」「上司と部下」といった関係では距離感が近いことが必ずしもプラスに働くわけではなく、ほどよい距離感が必要な場合もある。
- スマホの利用に関してはすべてを規制するのではなく、「どこまでならOKなのかを自分で考えて実行する精神力」を育てていくことが大事。
- LINEだけでなく、その他のSNSやアプリ、ゲームなども「インターネット越しに会話をする」ことの危険性やルールについて再認識する必要がある。
- 匿名で情報発信をしているつもりでも、断片的な情報をつなぎあわせて個人を特定できる場合がある、など情報リテラシー教育の必要性がある。
- 子どもが大好きなゲームを題材にして、小さい頃からプログラミングに興味をもたせると良い。
- スマホなどのデジタル機器は、よいところも悪いところも理解した上で「うまく」使いこなすと良い。
- 大人も情報リテラシーやプログラミングなど、子どもといっしょに考えて学ぶことが大切である。
「ITの功罪:電子メディアの子どもへの影響とその対応」
「ITの功罪:電子メディアの子どもへの影響とその対応 佐藤 和夫氏」の中では次のようなことが書かれています。
- 近年、テレビやビデオといった従来のメディアからスマホやタブレットなどのデジタルメディアへと移行しつつあり、デジタルメディアは双方向性の特徴をもつが実体験には及ばない。
- 子どもたちの認知・言語・運動能力、社会性や情緒が発達するためにも「直に手にふれるさまざまな実経験、自由な遊び」が欠かせない。
- メディアの長時間視聴は学業成績の低下と関連する。
- SNSへのつながり依存やネット上でのいじめは世界中で問題となっている。
- メディアの視聴時間と言語の発達には関係性があり、視聴時間が長い子どもほど発語の遅れがみられる。
- 「子どもに動画を見させておとなしくさせておく」といった目的でスマホを育児に使用するケースが多く見られるが、メディアに頼らない子育てができるように子育て自体を支援することが重要である。
- 大人も電車やレストランなどでスマホばかりしている姿が多く見られ、大人がメディアに依存して子どもにも使わせているケースが多い。
- 乳幼児期からのスマホ利用は大人の問題であり、大人こそメディアを使用しない時間と空間を設定してメディアリテラシー(メディアを主体的に適切に利用する能力)を学ぶことが大切。
スティーブ・ジョブズも我が子にはスマホを与えなかった?
アップル社の創業者であるスティーブ・ジョブズ氏が「自分の子どもにはスマホを与えていなかった」というのは有名な話ですね。
スティーブ・ジョブズが子どもにスマホを与えなかった理由
自分は世界中にスマホを広めておいて、「iPadはそばに置くことすらしない」と話していたなんて・・・と思ってしまいますが、IT企業のトップが自分の子どもの使用を制限していたのにはどんな理由があるのでしょうか。
「デイリー新潮 ジョブズが我が子のスマホ利用を禁じた理由」によると、次のような理由によると書かれています。
- 新しい知識を得たり、未知のものに期待することで「ドーパミン」という脳内物質を増やし、幸せな気持ちになったり物事に対して積極的になったりすることがわかっている。
- ドーパミンが過剰に分泌されると「物事にのめり込んでしまう」というマイナス面がある。
- スマホも脳にドーパミンを増やすような刺激を与えることがわかっていて、スマホメーカーやゲーム会社、SNS運営会社は視聴時間を長くするために行動科学や脳科学の専門家を雇っているといわれている。
AIがお子様を見守る! トーンモバイルのスマホ
スマホの利用に関する親子間の誓約書は必要?
どんな場合でも約束や決定事項、契約内容などは書面に書いて残すと確実ですよね。
親が子どもにスマホを与えるときにも、スマホを使う場合のルールについて紙に書いていつでも確認できるようにしておくと安心です。
お子さんにスマホを持たせるにあたって心配なこと
引用元:TONE MOBILE
お子さんがスマホを使用する場合の懸念ごととして、スマホ依存や不適切なページの閲覧、ネットいじめの問題などを心配している親御さんが多いようです。
スマホは便利なものですが、まだまだ判断能力の低い年齢の子どもに無制限に使わせるわけにはいきませんね。
家庭内で決めたルールを守って安全にスマホを使えるように、決まりごとはしっかり紙に書いて必要なときに親子で確認できるようにしておくのがおすすめです。
スマホ・ケータイ誓約書テンプレート
小中学生のお子さんにピッタリの「親子携帯・スマホ誓約書(例)」を見つけました。
「わが家の特別ルール」を自由に書き加えることができます。
親子で作るスマホルールリスト
SoftBankのホームページでは「親子で作るスマホルールリスト」を作成できます。
パソコンでチェックを入れたりオリジナルルールを入力したり、かんたんにルールリストを作れますよ。
ピンク、イエロー、ブルーと3色あるのでぜひお子さんの好きな色を選んであげてくださいね。
引用元:Soft Bank
TONE MOBILEで見守り機能を無料お試し
AIがお子様を見守る! トーンモバイルのスマホなら、ネットの利用制限や閲覧制限ができるだけでなく、現在地を把握したり事故につながる歩きスマホを確認したり、さまざまな見守り機能がついていますよ。
東京都や全国子ども会連合会などが推奨しているサービスです。
TONE AIが逐一お子さんの状態を通知してくれるため、LINEで連絡をとって確認をしなくてもいいのはラクですよね。
またお子さんが不適切な写真を撮影しようとした場合、保護者に通知がくるだけでなく、写真が撮影できないようにブロックする機能もついています。
何かあってからでは遅いので、お子さんが被害に遭うことを事前に防げるのは安心。
月々1,100円~でギガが減らないので家計にもやさしいですね。
不明点があれば、サポート窓口に問い合わせることも可能です。
- TEL:050-7300-6371(契約を検討中の方)/050-7300-6773(利用中の方)
- 受付時間:10:00~19:00(年中無休)
- ご利用ガイド:https://guide.tone.ne.jp/manuals
子どもがスマホを持つことのメリット【わが家の体験談】
子どもとスマホの付き合い方を考えるとき、どうしてもマイナス面が強調されることが多いですね。
どんな場合でもメリットとデメリット、長所と短所は背中合わせです。
スマホを使うことにも当然メリットがあるはず。
ここでは子どもがスマホを使う場合、どのようなプラス面があるのか体験談をふくめて書きたいと思います。
子どもがスマホを持つメリット1:休校中のコミュニケーション手段
2020年から2021年にかけて、感染症の拡大により複数回の休校措置がとられました。
長男が通う中高一貫校では、タブレットでZoomやYouTubeを利用することでホームルームや授業が行われました。
ただ友達と連絡を取り合うのはほぼスマホのLINEを使っていたようですね。
長男は友人づきあいが活発なタイプ。
休校期間中は学校に行くことができず、友達と遊びに行くこともできないので寂しい思いをしているだろうと思っていました。
ところがいつでも誰とでもスマホでコミュニケーションがとれるため、直接会えなくても友達やクラスメイトの存在を身近に感じることができていたようです。
LINEだけではなくオンラインゲームでも交流していたようですが・・・。
子どもがスマホを持つメリット2:YouTubeで勉強ができる
だいたいYouTubeではゲームの実況中継動画?やアニメを見ていることが多い長男ですが、さすがに高校生にもなると英語のリスニングや数学の解説などもときどき見ているようです。
現在小学6年生の長女も、「YouTubeを見て中学校の数学の先取りをしている」と言っています。
年中の末っ子はYouTubeで子ども向けの英語の音楽を聴いたり、英語のアニメを見たりしているうちにいつの間にか英語の発音が上手になっていて驚きました。
「YouTubeは語学の学習に役立つ」と上でご紹介した論文にもありましたね。
学習目的でスマホを利用する分には親としても大歓迎。
ただ「勉強目的だけに利用させる」ことは不可能で、そこが悩みどころではありますが・・・。
子どもがスマホを持つメリット3:子どもの居場所が確認できる
ちょうど昨日起こった出来事です。
長女がお友達の家に遊びに行く約束をしていたのですが、待ち合わせ場所に行った後にお友達から「1時間遅らせてもいいですか?」と連絡が入り、主人が待ち合わせ場所に長女を迎えに行きました。
ところが長女の姿が見えず、近辺を探してもどこにもいなくて帰ってきたのです。
お友達とお友達のお母さんもいっしょになって探してくれましたが、結局1時間近く探しても見つからず、そのあと私と入れ違いになる形で家に帰っていました。
自力でお友達の家に行こうとしたけれど、お友達の家の場所が曖昧でウロウロしていたとか。
何事もなくてホッとしましたが、心配しながら探し回ったため精根尽き果てました・・・。
「今日はどっと疲れたね。スマホか子ども携帯を持たせておけばよかった。」と主人と話しました。
「近くにいない子どもの居場所を確認できる」のはスマホや携帯の最大のメリットだと思いましたね。
スマホで直接連絡をとることもできますし、上でご紹介したAIがお子様を見守る! トーンモバイルのスマホなどを使えば通話機能やLINEを使用しなくてもAIによって子どもの居場所が把握できますよね。
まとめ:子どもとスマホの付き合い方
- 子どものスマホ利用を制限する前に、大人がスマホやタブレットなどのデジタル機器を適切に使用できているか見直すことが大事。
- スマホを「ゲームや遊びのためのツール」としてとらえるだけでなく、「学習するための手段」としても利用する。
- スマホを使うことのメリットやデメリットを親子で話し合い、プラス面とマイナス面を理解した上で使用する。
- スマホ利用に関する「ルール」や「誓約書」を書面で作成して親子間で共有するのもおすすめ。
- TONE MOBILEなどのお子様見守り機能を利用すると、子どものスマホ利用を制限できるだけでなく現在地の把握などもできるため安心。
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