
住宅費や車の維持費など、大きな支出以外に日々の工夫で節約できる項目のひとつに「水道光熱費」があげられますね。
今回は水道代・電気代・ガス代の光熱費の中でいちばん大きな割合を占める電気代の節約について書きたいと思います。
節約ブロガーさんたちが電気代を安くするためにどのような工夫をされているのか、
いろんな節約ブログもチェックしてみました。



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節約ブロガーさんたちの電気代削減術
私自身家計管理についての記事を書いているため、他の節約ブロガーさんたちのサイトを読ませていただく機会が多いです。
今回は節約ブロガーさんたちが電気代を安くするためにどんな工夫をされているのかまとめてみました。
節約ブロガーさんたちの電気代節約術

引用元:ZAI ONLINE
水道光熱費の中で約半分を占めるのが電気代です。
普通のお買い物は品物を買う時に支払いを済ませるため「お金を使った」ことを実感しやすいですが、電気代などは月に1回引き落としなどで支払うためどのくらい電力を消費したのかわかりにくいですよね。
節約ブログを運営している人はどのような工夫をして電気代を抑えているのでしょう。
電気代節約術1:待機電力を節約する
待機電力とは、電化製品が使われていないときにも消費される電力のことをいいます。
コンセントを抜くと完全にオフになるため待機電力もゼロになります。
エアコンを使わない季節はコンセントを抜くなど、待機電力量を減らすために工夫されている方が多いみたいですね。

電気代節約術2: 電気代が安い扇風機を活用する
消費電力の設定が40Aの場合、扇風機を1時間使用した場合にかかる電気代は1円台です。
同じ時間使用する場合はワット数にもよりますが、だいたいエアコンの方が扇風機より17倍近くの電気代がかかるといわれています。

電気代節約術3:エアコンのフィルターを掃除する
エアコンのフィルターが目詰まりしているとエアコンの効きが悪くなるため、よけいな電気代がかかってしまいます。
フィルター掃除だけでなく室外機やその周りもセットできれいにしておくとより節電効果が高まりますよ。

電気代節約術4: 冬場は部屋の中でも厚着をする
冬場はガンガン暖房をつけて室内ではあまり厚着をせずに過ごしている人も多いのではないでしょうか。
厚着をすると家事をするときに動きにくくなるし、どうしても暖房に頼ってしまいがちですよね。
靴下を分厚いものに変える、家事の邪魔にならないように袖がついていないタイプの防寒着を着るなど、室内で身につける衣類を少し変えるだけで体感温度が上がるため今より暖房代を節約できますよ。

電気代節約術5: 冷蔵庫を壁から少し離れた場所に設置する
冷蔵庫は中を冷やそうとして内部の熱を吸収し、冷蔵庫の外に熱を放出しています。
冷蔵庫と壁の距離が近いと熱が充分に放出できないため、電気の消費量がふえてしまうのです。
側面を5cm以上、背面を10cm以上壁から空けることで冷蔵庫の機能がスムーズに働くため消費電力を減らすことができますよ。

電気代節約術6: 洗濯物や食器は出来るだけ自然乾燥させる
洗濯物や食器を自然乾燥させ、できるだけ乾燥機や食洗器を使わないようにすると電気代を使わずにすみますね。
ただ洗濯物を干す手間や雨の日になかなか洗濯物が乾かないストレスを考えると、電気代がかかっても乾燥機などの家電に頼った方がいいこともありますよね。

電気代節約術7: 使っていない部屋の電気はこまめに消す
電気をこまめに消すのがめんどうで、誰もいない部屋でも電気をつけっぱなしにしている人も多いのではないでしょうか。
節約ブロガーさんたちは細かい電気の消費量も見逃さず、電気をこまめに消すことを習慣づけている方が多いようです。

電気代節約術8: 契約アンペアを見直す
電気の契約アンペア数が大きくなるほど電気代が高くなります。
40Aも必要ないからと、20Aに変更して電気代を抑えている方もいるようですね。

電気代節約術9:電気代が安いプランを探す
電力会社や電気の契約プランを比較検討することで自分の生活スタイルにとっていちばんお得になる契約プランを探したいですね。
電気代金比較サイトを使って最適なプランを選択し、電気代を節約している方が多いようです。

電気代節約術10: 省エネ性能の高いLED照明に交換する
LED照明は白熱電球や蛍光灯と比べると5分の1程度しか電力を消費しないため、電気代の節約になります。
さらに普通の電球と比べると寿命が長く、同時に買い替えコストを削減したり交換する手間を省くこともできますよ。

電気代節約術11: 電気代をクレジットカード払いに変更する
電気代を口座振替や銀行振り込みなどで支払うより、ポイントを貯められてお得とのことでクレジットカード払いにされている方が多いようです。
水道代や光熱費などはそれぞれ引き落とし日がちがいますが、クレジットカード払いにするといちどに引き落とされるため家計管理もしやすくて便利ですよ。
我が家もクレジットカード払いにしてからPontaポイントが貯まるようになり、ドラッグストアなどでのお買い物に利用しています。

我が家の電気代節約方法
我が家でも電気代を安くするために気をつけていることがあります。
エアコンのクリーニングをする

電気代節約の盲点となっているのがエアコンのクリーニングです。
リビングに設置しているエアコンですが、昨年から少し効きが悪いなあと思っていました。
なかなか部屋が冷えないと、どうしても設定温度を下げたり風力を強めたりするため電気代が多くかかってしまいます。

自分でフィルターを掃除するだけではエアコンの奥にこびりついた汚れまでは落とせません。
実際主人が何度かフィルターを掃除していましたが、残念ながらエアコンの効きがよくなることはありませんでした。

特に台所に近い場所に設置しているエアコンは台所から出る油汚れがベッタリとこびりついていることが多いようです。
自力で分解して奥の油汚れまでとり除くのはむずかしいですよね。
というわけで、今年の7月に1階のリビングに設置しているエアコンのクリーニングをプロにお願いしてみました。

業者さん2人が持ち込んだ大量の掃除道具と専用洗剤を見たとき「ああ、これは素人には無理。」と思いました。
内部清掃機能つきのエアコンなので17,000円くらいかかりましたが、「2人がかりで1時間半かけて徹底的に掃除をしてもらえるなら17,000円でも安い」と感じたくらいです。


エアコンのクリーニングは高いと思っている人でも、ハートクリーニングなら家計にやさしい価格でエアコンのクリーニングをしてもらえます。
ハートクリーニングは20代~60代までの主婦1008名がおすすめする清掃業者第一位。
防カビ・抗菌イオンコーティングも代金の中にふくまれているので安心ですね。
できるだけ家族いっしょに過ごす

電気代を節約するための方法として、何気にいちばん効果的なのが「家族がいっしょに過ごす」ことだと思っています。
子供たちも大きくなるにつれ、自分の部屋にこもる時間が少しずつ増えてきました。
自分の空間を作りたくなるのは自然なことだし成長の証ですよね。
それでもリビングで勉強をしたり遊んだりと、我が家ではみんながひとつの部屋に集まって過ごす時間が比較的長い方だと思います。
電気代を安くするためにひとつの部屋に集まっているわけではないのですが、みんなでいっしょに過ごすことで結果的に電気代の節約につながっています。

電気料金の内訳をご存じですか?|電気代は3種類の代金が足されたもの

引用元:Looopでんき
電気料金の内訳って、ふだんはあまり気にしませんよね。
基本料金と使用量だけだと思っている人が多いと思いますが、私たちが支払っている電気料金は3種類の料金が足されたものになっています。
- 基本料金
- 電力量料金(燃料費調整額をふくむ)
- 再生可能エネルギー発電促進賦課金


電気料金の内訳1:基本料金
電力会社が電気を作り出して消費者に供給するためには多くの設備投資費用が必要となります。
消費者に「基本料金」という形で支払ってもらうことで、設備投資などにかかった費用を補っているわけですね。
基本料金は電力会社や契約プランによって異なりますが、一般的には契約の容量である「アンペア数」によって定められています。
東京電力の従量電灯Bのプラン(10アンペア~60アンペア)
契約アンペア数 | 基本料金 |
10A | 286円 |
15A | 429円 |
20A | 572円 |
30A | 858円 |
40A | 1,144円 |
50A | 1,430円 |
60A | 1,716円 |


電気料金の内訳2:電力量料金とは
電力量料金とは、使った電気の量に応じて支払う料金のことです。
一般的な家庭の電気料金は「kWh(キロワットアワー)」という単位を使って計算されます。
1kWh(キロワットアワー)=1kW(1,000W)の電力を1時間使ったときに使用した電力量
使用電力量 | 料金単価 |
120kWh以下 | 19円88銭 |
120kWh~300kWh以下 | 26円48銭 |
300kWh~ | 30円57銭 |

20kWh(電力量)×19円88銭(料金単価)=397円60銭(電気使用料金)

電気料金の内訳3:再生可能エネルギー発電促進賦課金
国は太陽光・風力・水力などの再生可能エネルギーにより発電された電気を電力会社が買いとることを義務づけています。
「再生可能エネルギー発電促進賦課金」はその買いとり費用の一部を電気の使用量に応じて消費者が負担しているのですね。

新電力会社とは~2016年4月から電力自由化が開始~

引用元:経済産業省 資源エネルギー庁
新電力会社とは「新規参入した小売りの電気事業者」のことをいいます。
2016年4月から電力の自由化が始まり、企業が一般家庭に向けて電力の小売りができるようになりました。
電力の自由化によって電力の小売業に新規で参入してきた大手電力会社以外の会社のことを「新電力会社」とよんでいます。
新電力会社の電気って大丈夫?|電気の質は変わりません
新電力と聞くと「大手の電力会社から送られてくる電気より品質が悪いんじゃない?」「停電しやすくなるんじゃない?」などと心配する人も多いと思います。
2016年3月までは電気を作る・送る・販売するというすべての工程を大手電力会社が行っていましたが、電力が自由化されてからは新電力会社が「販売」の部分に参入してきたわけですね。
新電力会社が関わっているのは販売部分だけで、電気の品質そのものは今までとまったく変わらないため安心してくださいね。
新電力会社と契約した場合
大手電力会社
電気を作る(発電)
↓
電気を送る(送電)
↓
新電力会社
電気を売る(小売り)
↓
消費者


新電力会社と契約する際の注意点
電力の自由化によって消費者側の選択肢が増えたのはうれしいことですが、新電力会社のプランに変更するときの注意点をみていきましょう。
- アパートやマンションなどの集合住宅に住んでいる場合、個人が自由に電力会社を選べないことがあるため事前に電力会社に関する規則を確認しましょう。
- 新電力会社はたくさんあります。電気代を節約するためには電気の使用状況に合った電力会社のプランをしっかり検討して見極める必要があります。電気料金比較サイトなどを利用すると、自分の生活スタイルに合った契約プランがわかりますよ。
- 解約するときに違約金がかかる電力会社があるため、新たに契約する新電力会社に違約金の規定がないかを確認しておきましょう。

電気料金比較サイトでお得な電力会社&料金プランをチェック

大手の電力会社から新電力会社に切り替えることで電気代を節約できるかどうかは、住んでいる地域やふだんの電気使用量などによって変わってきます。
電気料金の比較サイトを利用すれば、どの電力会社と契約をすればいちばんお得なのかわかりますよ。
電気チョイスなら最適な電気プランを専門スタッフが無料で提案してくれます。
切り替え手続きまでサポートしてもらえるのは安心ですね。


まとめ
今回は電気代の節約方法についてみてきました。
「こんなに細かいところまで気を使って電気代を節約しているのね」と驚かれた人もいるでしょう。
光熱費の大半を占める電気代。
電力会社の見直しなどいちど設定をすればずっと節約効果が続くものと、日常生活で少し意識をするだけで節約できる部分がありましたね。
- 待機電力を節約する
- 電気代が安い扇風機を活用する
- エアコンのフィルターを掃除する
- 冬場は部屋の中でも厚着をする
- 冷蔵庫を壁から少し離れた場所に設置する
- 洗濯物や食器は出来るだけ自然乾燥させる
- 使っていない部屋の電気はこまめに消す
- 契約アンペアを見直す
- 電気代が安いプランを探す
- 省エネ性能の高いLED照明に交換する
- 電気代をクレジットカード払いに変更する
- エアコンのクリーニングをする
- できるだけ家族いっしょにすごす


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今回は電気代の節約について書きましたが、光熱費にはガス代もふくまれますよね。
電気代とガス代の両方の支出を抑えることができれば節約効果がグッと高まります。
ぜひ電気代と一緒にガス代の節約にもとり組んでくださいね。
