奈良県出身→早大法学部卒→弁護士秘書として勤務→結婚して4人の子供を出産。
現在大学生~小学生まで1男3女の子供がいます。子育てを通して感じたことや子どもの教育に関する情報発信をしていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
STEAM(スティーム)教育という言葉をご存じでしょうか。
STEAM教育は、急速なテクノロジーの発達を背景に「IT社会に通用する人材を育成する方法」として注目を集めている教育方針です。
元はアメリカから広がった教育概念ですが、日本でも文部科学省がSTEAM教育を推進しています。
プログラミング学習の必修化もSTEAM教育の導入と考えられますね。
とはいえ、STEAM教育という言葉を知らなかった人も多いと思います。
今回の記事では、STEAM教育の特徴と通信教育でSTEAM学習をとり入れたい人におすすめの教材について書きたいと思います。
アメリカ発のSTEAM教育とは?
動画内でも紹介されていますが、「STEAM教育」は読み書き中心の学習ではなく、実際に手を動かして触れて学ぶ点が特徴です。
机上の学習にとどまらず、さまざまなことを体感し、五感のすべてをフル稼働させながら学んでいく学習方法だといえますね。
STEAM教育とは1:STEAM教育の意味
- S Science(科学)
- T Technology(技術)
- E Engineering(工学)
- A Arts(芸術)
- M Mathematics (数学)
STEAM教育とは上にあげた5つを柱とする教育方針のことで、それぞれの単語の頭文字を組み合わせたものです。
STEAM教育の意味:S Science(科学)
STEAM教育での科学は、生物・人体・植物・宇宙など身の回りにある事象すべてを指します。
実験を通してさまざまな事柄を体感して学び、子どもたちの好奇心を引き出します。
STEAM教育の意味:Technology(技術)
テクノロジー(技術)の分野では、プログラミング学習によって論理的思考能力などを養います。
ゲーム感覚でプログラミングを学ぶなど、子どもたちが楽しめるような工夫が大切だと考えられています。
プログラミングを学校教育に導入することで、将来的にエンジニア不足を解消する効果も期待されているようですね。
STEAM教育の意味:Engineering(工学)
工学の分野では、プログラミングで動くロボットを作成したり、自分で工作できるリモコンロボットの製作キットなどを利用したりすることで立体的に工学を学びます。
STEAM教育の意味:Arts(芸術)
Arts(芸術)の分野では、自由な発想力で作品を創り出すことで「想像力」と「創造力」の両方を養います。
STEAM教育でいうところの芸術とは、工作や美術だけでなく「教養」の意味を持つ「リベラルアーツ」という意味もふくまれていて、多くの分野を包括的に学ぶことを意味しています。
最初はSTEM教育から始まりましたが、AIではむずかしい発想力や創造力を伸ばすためにArts(芸術)の分野が加えられてSTEAMの5本柱となったのですね。
STEAM教育の意味:Mathematics (数学)
STEAM教育では「数理的思考力」を重視しています。
数学的な考え方を身につけることで論理的思考能力を培うことを目的としています。
単に数式にあてはめて答えを導くだけでなく、数理的な思考力を養うことで実社会において問題解決が出来る能力を伸ばそうとしているのですね。
我が家もいつの間にかSTEAM教育をとり入れていた!?
これからご紹介するWonderBox(ワンダーボックス)という通信講座は、良心的な価格設定で自宅にいながら気楽にSTEAM教育をとり入れることが出来ると評判の教材です。
ワンダーボックス内のアプリに「シンクシンク」という思考力育成アプリがあるのですが、「あれ?このシンクシンク、うちの子どもたちがとり組んでいたような?」と思ったので調べてみました。
すると、ワンダーボックスは3人の子どもたちが4年間通った「花まる学習会」を経営している「こうゆう」という会社の子会社ワンダーラボ(旧花まるラボ)が開発したものだと判明。
どうりでワンダーボックスの「あそぶように学ぶ子」というキャッチコピーはどこかで聞いたことがあると思いました。
花まる学習会ではいち早くシンクシンクというアプリが導入されていましたね。
「遊ぶように学ぼう」というのはまさに我が家の子どもたちが合計12年間も通い続けた「花まる学習会」のテーマでもあったのです。
我が家のSTEAM教育1:花まる学習会に合計12年間通い続けた
引用元:ワンダーボックス公式ホームページ
ワンダーボックス公式ホームページ内の「専門家の声」では花まる学習会の代表者である高濱正伸氏のコメントが掲載されています。
「子どもたちには読み書きの枠を超えて、いろんなことを立体的に学ばせてあげたい」との思いでたどり着いたのが花まる学習会でした。
当時はまだSTEAM教育という言葉すら知りませんでしたが、我が家でも花まる学習会を選ぶことで、いつの間にかSTEAM教育をとり入れていたのですね。
我が家のSTEAM教育2:花まる学習会で体感したSTEAM教育
子どもたちは花まる学習会で、いつも「なぞぺー~」という謎解き問題を解いていました。
ひらめき力や空間認識力、図形センスなどを養うために子どもたちの反応を見ながら改良を重ねてできた問題集。
大人がいっしょに解いても面白かったですよ。
毎回小さい積み木を使ったり、図形を組み合わせてさまざまな形を作る「パターンメーカー」という教材も使ったりしていました。
小さい積み木ブロックを箱にピタッと収納するのは、大人でも苦戦した記憶が。
STEAM教育は、一方通行な受け身の授業を受けてきた私たち親世代にこそ必要な概念なのかもしれませんね。
我が家でもSTEAM教育3:シンクシンクという思考力育成アプリ
うちの子どもたちがはまっていた、ワンダーボックス内にもあるシンクシンクという思考力育成アプリはSTEAM教育の「M Mathematics (数学)」に当たります。
迷路やパズルの問題をゲーム感覚でクリアしていくアプリで、まさに遊びながら空間能力や数的センスが鍛えられる仕組み。
一部無料でも利用できて、今や世界150カ国100万人に使用されています。
ママ友にも教えてあげたら、早速ダウンロードして娘さんも毎日熱心に遊んでいると言っていました。
「遊び」と「学び」の境界線が曖昧なのがSTEAM教育の特徴であり、魅力でもありますね。
【ワンダーボックス】~STEAM教育を家庭学習でも体験~
子どもたちが花まる学習会で使用していたシンクシンクというアプリは、STEAM教育の「M Mathematics (数学)」の分野に特化した学びとなります。
ワンダーボックスは、シンクシンクをはじめとしてSTEAM教育の5分野すべてを自宅で学べるように教材を提供しているのが特徴です。
ワンダーボックスの特徴
- 通信教材でSTEAM教育にふれられる
- デジタル教材と毎月届く教材を組み合わせることで、アプリとキットの両方から学べる
- アプリには時間制限機能が設けられていて、保護者が自由に時間を設定できる
- 教育コンテンツ制作のプロチームである「ワンダーラボ」が制作
- 特定の科目に限定される内容ではなく、「自ら考えて創り出す」体験が出来るように工夫されている
- 最低受講期間は2ヶ月
ワンダーボックスの価格
価格 | 月額 |
---|---|
毎月払い | 4,200円 |
6ヶ月一括払い | 4,000円 |
12ヶ月一括払い | 3,700円 |
きょうだいの追加 | 1,850円(1人追加) |
ワンダーボックスを利用するメリット
ワンダーボックスを利用すると、どこに住んでいても自宅でSTEAM教育を体験できます。
住んでいる地域や家庭により、STEAM教育を受けられる機会に差がある
都市部と地方、私立と公立といった環境のちがいによりどうしてもSTEAM教育にふれる機会に差が出てきます。
その点、住んでいる地域に関係なく家庭でSTEAM教育にふれられるのはワンダーボックスの大きなメリットといえますね。
ワンダーボックスはこんな人におすすめ
ワンダーボックスは次のようなご家庭におすすめです。
- 子どもの地頭を鍛えたい人
- 4歳~10歳くらいまでのお子さん
- 家庭学習にSTEAM教育をとり入れたい人
- 子どもが遊び感覚で学べる教材を探している人
- 普通の通信教育ではもの足りない人
- きょうだい割引(2人目以降はほぼ半額)を利用できる通信教育を探している人
まとめ:STEAM教育は日々の生活の中にある
STEAM教育は学校教育や学習教室、プログラミングスクールなどでとり入れられつつありますが、毎日の生活の中でも五感を使っていろんなことを学べますよね。
STEAM教育は特別なことではない
STEAM教育と聞くと、なんとなく「パソコンを使ってむずかしいことをする」をいうイメージを抱いている人も多いと思います。
ただ「身をもってさまざまな事象を体感する」ことは学校や学習教室だけでなく、日常生活の積み重ねの中にあるもの。
自然にふれることで春夏秋冬の変化を感じとることもSTEAM教育の一環といえますね。
STRAM教育が目指す人間力の向上
テクノロジーの力で問題を解決するためにも、その前提として「世の中にはどのような問題があるのか」「人々がどんなことで困っているのか」「みんながどんな悩みを抱えているのか」といったことを発見する人間力が大切になってきますね。
プログラミング能力や工学のスキルも、ヒューマンスキルが土台にあってこそはじめて世の中で発揮されるものではないでしょうか。
- S Science(科学)
- T Technology(技術)
- E Engineering(工学)
- A Arts(芸術)
- M Mathematics (数学)
STEAMの5分野はそれぞれが切り離されるものではなく、問題を「発見」して「解決」するための総合的な人間スキルを高めることを目的とした教育方針といえるでしょう。
STEAM教育の分野で遅れをとっている日本
2020年度から学習指導要領が新しくなったとはいえ、まだまだ日本の教育体制は古くSTEAM教育においても遅れをとっているのが現状です。
- 学校教育の現場におけるIT環境の不充分さ
- 専門知識をもった教員の不足
家庭の中でSTEAM教育をとり入れる