都市部では車を手放す人も増えてきているみたいですが、一家に車2台が当たり前という地域もありますね。
車はとても便利ですが、所有している限り常に維持費がかかります。
住宅費ほど大きな出費ではなくても、駐車場代やガソリン代、保険料に車検代と車の維持費は生活費を圧迫する存在だと思います。
今回の記事は、愛車を手放したくないけど車の維持費はできるだけ抑えたいという人に向けて書きました。
車の維持費は4種類
我が家は車を所有していないため車に関しての出費はなく、時々バス代とタクシー代がかかる程度です。
今回車に関していろいろ調べてみましたが、車を持つと車本体の代金に加えてさまざまな種類の維持費がかかりますね。
実家の両親が「車をぶつけて修理代が何万円もかかった」「そろそろ車検に出さないと」「ガソリン代が上がった」などと車関係の出費についてよく話しています。
特に地方だと車は生活必需品ですよね。
今回車の維持費について調べてみると実に多くの支出項目があり、これは家計を圧迫するのも当然だと思いました。
我が家も車を所有していたら、今のように貯蓄や投資はできていなかったと思います。
さて、車の維持費は大きく4種類にわけられます。
ひとつずつみていきましょう。
車の維持費:【税金】自動車税・軽自動車税・重量税
毎年4月1日の時点で車を所有していると、自動車税の支払い義務が生じます。
新規で登録した場合、登録日の翌月から翌年の3月31日までの月数に応じて支払額が決められます。
自動車税は排気量によって税額が決定され、排気量が多いと税額も上がります。
新車登録時期が2019年9月30日以前か2019年10月1日以降かで税額が変わりますが、軽自動車税は登録時期に関係なく一律10,800円。
また軽自動車は4月1日時点での所有者に課税されるため、4月2日以降に購入した場合は軽自動車税の納付義務が生じるのは次年度からになります。
重量税は重量0.5トンごとに課税され、平均して年に1~2万円程度。
車検の際に車検証の有効期間に合わせてまとめて支払います。
重量税も軽自動車に関しては一律の金額になります。
※経済産業省ホームページより引用
購入時期で節税
自動車税と軽自動車税の支払いは車の所有者にとって避けられないものですが、少しでも出費を抑えるためには登録日を考慮しましょう。
基本的に自動車税は月割りで新規登録をした翌月から課税されます。
月末に購入するより月初に購入した方が約1ヶ月分自動車税を抑えることができますね。
また軽自動車税は4月1日時点での所有者に課税されるため、4月2日に登録すれば1年分も節税できます。
エコカー減税の利用
環境性能に優れた「エコカー」には優遇措置があります。
2023年3月31日までに新車の登録を行った場合にはグリーン化特例として翌年度分の自動車税に75%の減税が適用されます。
- エコカー減税は新車登録の翌年度分に優遇措置が適用。
- 電気自動車・燃料電池自動車・プラグインハイブリット車・天然ガス自動車には75%の減税が設定されている。
車の維持費:保険料
車の保険料は自賠責保険と任意保険にわけられます。
自賠責保険
法律により、すべての車とバイクに加入が義務づけられている強制保険。
車検のタイミングで支払います。
自動車事故の被害者を救済することが目的のため、対人事故の場合のみ一定の範囲内で保険料が支払われますが運転者のケガや物の損傷などは適用外です。
任意保険
任意保険の補償範囲は広く、目的に応じて補償範囲を自分で設定できます。
加入は義務ではありませんが実際には加入する人が多いのが実情。
加入が義務づけられている自賠責保険は相手方(事故の被害者)への補償だけですが、任意保険は運転者自身のケガや他人の物を壊してしまった場合にも適用されます。
車の運転には常に事故のリスクがつきまとうため、多少の費用がかかっても任意保険に加入しておいた方が安心だと考える人が多いみたいですね。
とはいえ保険会社もたくさんある中で補償内容や保険料など、1社ずつ見比べて検討するのは大変ですよね。
保険会社によってプランも料金もさまざまです。
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一括見積りサービスを利用することで平均30,879円保険料が安くなっています。
5年、10年の長期目線で考えれば大きな節約につながりますね。
準備・入力・比較の3ステップで一括見積りができます。
既に自動車保険に加入している人は保険証券、今から新規加入を検討している人は手元に車検証を準備してから必要情報を入力してくださいね。
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- セールスのわずらわしさがなく、客観的に比較検討できたのがよかったです。メールなどで届いた見積りを比較して、わからないところは保険会社に問い合わせをしました。いちばん対応が良かった会社が最も保険料が安かったため、契約の決め手となり非常に満足しています。(30代男性)
- 安さや補償内容だけでなく、保険会社の規模や財務力などさまざまな観点で比較検討して総合的に判断できたのがよかったです。保険会社の社会に対する取り組みなども含めて検討して決めました。(40代女性)
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※みんなのインズウェブ体験談を参考にさせていただきました
車の維持費:車を走らせるための費用
車を所有すると、税金や保険料だけでなく車を走らせるためにもさまざまな費用がかかりますね。
ガソリン代
総務省統計局によると、一般家庭の1ヶ月あたりのガソリン購入量は平均43.3リットルとのことです。
1リットルあたりのガソリン代を150円と仮定した場合、月々6,000円~7,500円くらいの支出になります。
- セルフサービスで給油する。
- 車が重たくなるほど燃費が悪くなるため、車に不要な荷物を積まない。
- エアコンを利用するにもガソリンを消費するため、エアコンも使いすぎないようにする。
- 目的地まではできるだけ最短ルートで行くようにする。
- 急発進や急加速をするとガソリンを多く消費するので、ていねいな運転を心がける。
- 停車中はエンジンを切る。
- 燃費の良い車を選ぶ。
- ガソリン代が安くなるクレジットカードを使う。
高速料金代
高速料金の代金は利用の回数や距離によって変わってきます。
昔はハイウェイカードや回数券などがありましたが、今は現金払いかETCカード払いのどちらかを選択します。
- 料金の支払いには現金払いではなくETCカードを利用する。
- 高速料金やルートを検索してお得なルートや時間帯を調べる。
駐車場代
駐車場代金に関しては地域による差がとても大きいです。
地方では月々4,000円~首都圏の一等地に至っては50,000円くらいと、部屋を借りる際の賃料と同じくらいの金額がかかることもあります。
一戸建ての場合はたいてい敷地内に駐車場がありますが、マンション住まいの場合には駐車場代が別途かかりますね。
- 代金が安く設定されている利便性や立地が劣る駐車場を探す。(賃料と立地などのバランスを考慮して決めましょう。)
- 出し入れに時間がかかる機械式の駐車場も代金が安い傾向にあるので要チェック。
屋根のない青空駐車場は比較的安く利用できますが、天候の影響を受けやすくなります。
紫外線や雨風にさらされることで車が劣化しやすくなり、メンテナンス代が多めにかかる可能性も。
車をシートで覆うなどの工夫をしたいですね。
車の維持費:整備・メンテナンス代
車を所有し続けると整備代やメンテナンス代も必要ですね。
車検はディーラーでは費用が高くなりますが、カー用品店や整備工場などで依頼すると費用が抑えられます。
タイヤ代
タイヤ代は5年に1回程度の交換の際に必要になります。
種類や購入店にもよりますが、1回あたり5万円~10万円くらいかかるのでまとまった出費になりますね。
急発進や急ブレーキをくり返すとタイヤの劣化が早くなるため、ていねいな運転を心がけましょう。
TIREHOOD(タイヤフッド)ならネットでタイヤの購入と取付け予約が同時にできますよ。
すべてのタイヤに6ヶ月の無料保証がついているのも安心ですね。
修理代
車が故障したり不具合が生じたりすると修理代がかかります。
修理代金を節約するには、タイヤやエンジンオイルなど消耗品のチェックを怠らないようにしましょう。
普段からメンテナンスを行うことで、車検代の節約にもつながります。
また修理を頼む際にはカーディーラーや修理工場など、数カ所で見積りを取ることも忘れずに。
車検代
車検とは公道を走る車の所有者に義務づけられている継続的な検査です。
初回の検査は新車登録から3年目で、その後は2年ごとに行います。
税金や自賠責保険など、法律で定められている金額は変更できませんが車検にかかる費用はできるだけ抑えたいですね。
車検の内訳 | 内容 |
---|---|
点検 | 保安基準に適合しているかの確認 |
整備 | 基準に満たない箇所を修正する |
検査 | 運輸支局などで主要部分を確認する |
登録 | 納税などを確認してから車検証を発行する |
検査と登録については金額が定められているため、点検と整備に関してどのお店に依頼するかで費用が変わってきます。
車検の検査項目が多いディーラーに頼むと費用が高くなりますが、必要最低限の検査と部品の交換で済ませてくれるガソリンスタンドや車検専門店だと安く抑えることも可能です。
- 必要のない検査項目を省いてもらう。
- ガソリンスタンドや車検専門店など安い業者を選ぶ。
- ワイパーの交換など、自分でできることは自分でする。
- 車検比較サイトで近所の整備工場などを探す。
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- 国家資格整備士が常駐している店舗のみ掲載されているから安心
- 車検基本料が安くなるクーポンがゲットできる
- 全国2320店舗からピッタリの店舗を選べる
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まとめ
今回は車の維持費について書きました。
車を所有することによる出費は大きく4つにわけられますが、その中でもさらに細かくいくつもの支出項目にわかれていますね。
さらに車を買う際一括払いにせずローンを組んだ場合、今回の記事に書いた支出項目にローンの利息もプラスされることに。
車の大きさや駐車場代にもよりますが、マイカーの維持費は月平均で4~5万円程度(200万円の車を10年間所有した場合)といわれています。
法律で定められている支出の金額を変えることはできませんが、任意保険や車検の出費は工夫次第で節約できます。
今はネットで保険料の一括見積りができたり、車検代が安くなるクーポンをゲットできるサイトがあるので、ぜひこれらのサービスを利用して少しでも車の維持費を節約しましょう。