奈良県出身→早大法学部卒→弁護士秘書→結婚して4人の子供を出産。
美容&健康オタク。
マクロビオティックセラピスト・薬膳インストラクター・メディカルアロマインストラクターの資格を保有。
どうぞよろしくお願いいたします。
今まで「玄米」の素晴らしさについて書いてきましたが、「もっと手軽に玄米の栄養分をとりいれることができればいいのに」と思っている方も多いと思います。
日本人の主食であるお米を玄米に変えることがおすすめですが、今回の記事では手軽に玄米の栄養をとることができる飲み物をご紹介したいと思います。
私たちの身体の大半は水分でできているので、毎日どのような質の水分をとるのかはとても大切です。
玄米コーヒーの栄養と効能
玄米コーヒーとは玄米を焙煎して挽いて粉末状にしたものをお湯に溶かしていただく飲み物のことで、香ばしい香りと味わいが特徴です。
濃いめに淹れて飲むとまさに「コーヒー」を飲んでいるような感覚を味わうことができて、薄めに淹れて飲むとお茶を飲んでいるような感じです。
名前に「コーヒー」と付いていますが、原材料は玄米100%でコーヒー豆は使われていないため妊婦さんや授乳中の方、お子さんでも安心して飲むことができるノンカフェインの飲み物です。
色が茶色いのでブラックジンガーや黒炒り玄米茶などといわれることもあります。
漢方の世界では黒炒り玄米のことを「玄神・玄心(げんしん)」と呼んでいて、身体を芯から温めて薬効を発揮すると考えられていたためさまざまな病気を改善させる薬として用いられてきました。
さらに黒炒り玄米は「起死回生の妙薬」ともいわれていて、昔から日本においても民間療法としてとりいれられてきました。
玄米自体に含まれる約40種類以上の栄養素に加え、玄米を焙煎して黒焼きにすることで色素が増えるため生の玄米にはほとんどなかった「ポリフェノール」が約15倍と大幅に増えます。
これは同じ質量で比べた場合、チョコレートよりも多くのポリフェノールを含むことになります。
ポリフェノールとは植物に備わっている色素や苦み、渋みの成分のことで害虫や紫外線などから身を守るなどの大切な役割があります。
私たち人間の身体にとってもポリフェノールが良いといわれていますが、それはこのポリフェノールに「抗酸化作用」があるといわれているためです。
人間の生命維持活動の過程で取り入れた酸素の一部が活性酸素となり、この活性酸素が正常な細胞を傷つけることで老化やさまざまな病気の原因になると考えられています。
ポリフェノールの抗酸化作用によってこの活性酸素が除去されるため、生活習慣病の予防や美容と健康の維持に役立つといわれています。
また玄米を焙煎することで食物繊維が増え、水分が抜けるため鉄、亜鉛、マグネシウムなどのミネラル分がギュッと凝縮されて増加するのも特徴です。
炒った玄米には身体にたまった老廃物を排出するデトックス効果も期待できると考えられていて、便秘の改善やむくみの改善にも効果があるといわれています。
玄米茶と玄米コーヒーの違い
玄米茶と玄米コーヒーにはどのような違いがあるのでしょう。
どちらも名前に「玄米」と入っているため同じような飲み物だと思われる方もいるかもしれませんが、この2つは全く違う飲み物です。
玄米茶は茶葉に炒った玄米などをまぜたもので、玄米などの穀物が加わることで香ばしい香りと味わいが楽しめる飲み物です。
なお玄米ではなく炒った白米が使われることもありますが、その場合でも「玄米茶」と呼ばれているようです。
玄米が使われていない場合には「玄米」と表記するのはNGとのことで、本来は「精米茶」や「炒り米茶」と表記するのが正しいようです。
ただ世間一般では広く「玄米茶」として認知されているため、精米された白米を使用する場合でも「玄米茶」との表記が認められているそうです。
玄米を使った玄米茶を飲みたいときには原材料を確認してみるといいかもしれません。
玄米茶を飲むことで玄米と緑茶の両方の栄養分を摂ることができます。
玄米の栄養に加え、緑茶からは風邪予防に効果があるとされている「カテキン」や「ビタミンC」を摂取できます。
また抹茶、煎茶、玉露など混ぜる茶葉の種類によって違った味わいになります。
玄米などをブレンドするため、玄米茶に用いられる茶葉の量は通常の緑茶と比べると少なくなり、含まれるカフェインの量も少なくなります。
ただ玄米100%が原材料の玄米コーヒーのように完全にノンカフェインになるわけではないので、お子さんやカフェインを控えている方、就寝前などには玄米コーヒーの方が適しているでしょう。
玄米コーヒーの種類
自分で玄米コーヒーを作るには、フライパンで20分ほど玄米を炒ってからすりつぶすことで完成します。
市販のものを利用すると手軽に日常生活に玄米コーヒーをとりいれることができます。
玄米コーヒーには主に3種類のタイプがあります。
★ドリップタイプ
普通のコーヒーと同じように、紙などのフィルターでドリップしていただくタイプのものです。
玄米コーヒーの香ばしいかおりを楽しみたい人におすすめです。
★ティーバッグタイプ
カップの中にティーバッグを入れて、上からお湯を注いでいただくタイプのものです。
手軽に1杯分ずつ飲むことができます。
カップに適量の粉末を入れ、お湯で溶いていただくタイプになります。
粉末の量を自分で調整することができるため、濃いめにしたり薄めにしたりと自由に楽しむことができるのが特徴です。
牛乳や豆乳を入れて「ラテ」にして飲む際には濃いめにするなど、飲み方によって濃度を変えてみてもいいかもしれませんね。
さらに黒炒りした玄米の粉末ごといただくため、玄米の栄養分を丸ごと余すことなくとりいれることができることからこちらの粉末タイプが一番のおすすめです。
カレーにコーヒーを入れると美味しくなるといわれていますが、粉末タイプは料理の隠し味に使ったり、お菓子作りの際に少し混ぜたりとさまざまな用途で使うこともできそうです。
玄米コーヒーアレンジ5選
①牛乳or豆乳orココナッツミルクを入れる
②はちみつor黒砂糖を混ぜる
③①②に加えてシナモンを混ぜて「チャイ」風にしていただく
④①②に加えてショウガのすり下ろしを混ぜる
⑤①に加えてあんこを混ぜる(この場合は牛乳か豆乳がおすすめ)
「あんこ」を混ぜる飲み方は意外だと思われるかもしれませんが、あのコメダ珈琲店でも一時期コーヒーにあんこを混ぜたデザートコヒーが販売されていたとか。
普通のコーヒーにあんこを混ぜて飲む「あんこコーヒー」は苦みと甘みのバランスが良く、昔から一定の人気があるようです。
さらに玄米コーヒーは普通のコーヒーと比べると「和」のテイストが強いため、このあんことの相性がとても良いのです。
あんこを混ぜると玄米の栄養に加えて小豆の栄養も一緒に摂ることができます。
小豆にはビタミン・ミネラルだけでなく玄米には足りないタンパク質が豊富に含まれているため、玄米コーヒーにまぜていただくと美味しいだけではなくて栄養面でもバッチリ。
あんこが好きな方は、こしあんやつぶあんを混ぜてデザート感覚で玄米コーヒーを味わってみるのもおすすめです。
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