奈良県出身→早大法学部卒→弁護士秘書→結婚して4人の子供を出産。
美容&健康オタク。
マクロビオティックセラピスト・薬膳インストラクター・メディカルアロマインストラクターの資格を保有。
どうぞよろしくお願いいたします。
今まで「玄米パワーをとりいれて身体の中からの美容と健康をめざしましょう。」とお伝えしてきましたがスキンケアでもお米の栄養をとりいれることができればステキだと思いませんか?
玄米の外側の部分を「米ぬか」といいますが、この「米ぬか」を落とした状態が白米です。
お米の栄養がギュッとつまった部分が「米ぬか」に当たるわけですね。
玄米の栄養の約8割が「米ぬか」に集中しているといわれていますが、この記事では「米ぬか」を使った美容法を簡単に実践できるスキンケア用品をご紹介します。
米ぬかの特徴とは
「米ぬか」と聞くとお漬物のぬか漬けをイメージする方が多いと思いますが、昔からよごれを落としたり肌をきれいにする効果があるとして美容にも使われてきました。
「米ぬか」は玄米を精米するときに出るお米の外側の皮や胚芽の粉の部分にあたります。
精米をするたびに「米ぬか」ができるため、昔からぬか漬けだけでなく米油として使われたり、洗剤としも利用されていました。
江戸時代には木綿で作った袋に「米ぬか」を入れて石鹸として使われていたようです。
「米ぬか」にはビタミン・ミネラルが豊富に含まれているので、肌の新陳代謝を促したりアンチエイジング効果が期待できると考えられています。
玄米(米ぬか)に含まれているビタミン・ミネラルについてはぜひ【玄米パワーで美肌効果】玄米で肌がきれいになる!の記事でチェックしてみてください。
ビタミン・ミネラルだけでなく、保湿効果の高い「セラミド」も含まれているので肌のバリア機能も高めてくれます。
また「米ぬか」には米油の原料となる良質な油分がたっぷり含まれているので、天然の脂質として肌に潤いを与えてくれるでしょう。
油よごれは油で落とすことができるため、「米ぬか」の天然油分によごれを落とす効果もあるとされています。
女性がメイクを落とすときにもよくクレンジングオイルを使いますよね。
昔は「米ぬか」で神社やお寺の床掃除もしていたそうです。
「米ぬか」の油分に床についた足の裏の皮脂のよごれを落とす働きがあるとされ、同時に天然のワックス効果も期待できたとか。
よごれを落としつつ潤いも与えてくれるなんて、「米ぬか」はスキンケア用品としても理想的ですよね。
手作り米ぬかスキンケア
★米ぬかの入浴剤
「米ぬか」が手に入るなら、自宅でお茶パックやだしパックに米ぬかをつめて自家製の「ぬか袋」を作り、バスタブに入れて「米ぬか入浴剤」として使用することができます。
ぬか袋で顔や身体をマッサージしてもいいでしょう。
★ハチミツをまぜる手作りパック
クレイパック(泥のパック)のような感覚で使うことができ、スクラブ効果もあるのでお肌がツルツルになります。
通常は5分~10分ほど置いてから洗い流すと効果的ですが、お肌が弱い方はパック後に洗い落とすまでの時間を短めにしましょう。
★ヨーグルトを使った手作りパック
ヨーグルトに含まれている乳酸菌は肌のターンオーバー(生まれ変わりのサイクル)を促す効果があるといわれていて、さらに保湿効果が高いためしっとりとした仕上がりになります。
(※乳製品のアレルギーがある方は注意してください。)
ハチミツやヨーグルトを混ぜて作るパックなんて、なんだかこのまま食べてしまいたくなりますね。
米ぬかスキンケア商品
「米ぬか」を使った手作りスキンケア用品は安上がりですが、作るのに手間ひまがかかる上に季節によっては衛生面が心配という人も多いのではないでしょうか。
また「米ぬか」独特のニオイが気になる人もいるでしょう。
そこで手軽に「米ぬか」の栄養をとりいれることができる市販のスキンケア用品をご紹介したいと思います。
★美人ぬか 純米シリーズ
「美人ぬか 純米シリーズ」のキャッチフレーズは「いつの時代も、変わらぬやさしさ。」
商品のパッケージからしていかにも昔ながらの自然派スキンケア用品といった感じです。
「おばあちゃんの知恵袋」という言葉がしっくりきそうなビジュアルですね。
「美人ぬか 純米シリーズ」は化粧水、乳液、クリームとセットで主人の実家に置いてあります。
前に主人の実家に帰省したとき、たまたまスキンケア商品を持っていくのを忘れてしまって購入したのをきっかけにすっかり「美人ぬか 純米シリーズ」のファンになりました。
「米ぬか」の栄養がたっぷりつまった「美人ぬか 純米シリーズ」、セットで使うとお肌がしっとりツヤツヤになりますよ。
★こめがたり
さらに今回は同じ「美人ぬかストア」のサイト内で紹介されていた、「こめがたり トライアルセット(1,100円)」をお試し購入してみました。
こちらの「こめがたり」は「美人ぬか 純米シリーズ」と比べると少しお値段が張りますが、年齢を重ねた肌のエイジングケアのために開発された商品とのことです。
洗顔、化粧水、クリームとシンプルな3ステップ。
♦美肌洗顔(洗顔フォーム)
洗顔フォームを使用した感想ですが、「クレイパック(泥パック)」をした後のようにスベスベになります。
泡がきめ細かく濃密で、いつまでも洗っていたくなります。
泡がよく伸びるので顔だけではなく首元~胸元までクルクルとマッサージをするように洗っていますが、時間をかけてマッサージをするほどに泡がいっそうきめ細かくなっていくのが嬉しく、洗い流すのがもったいないくらいです。
洗い上がりですが、しっかりよごれが落ちている感覚はあるのにしっとり感も残るのが特徴です。
最初から濃密な泡をつくるために、100均のものでもいいから洗顔ネットを使うことをおすすめします。
♦美肌水(化粧水)
しっかり潤いを与えてくれる化粧水。
最初はコットンにしみこませてコットンパックをしていましたが、手で軽くなじませるだけでもコットンパックをした時と同じくらい潤いが残ります。
コットンを使うと化粧水の使用量が増えるので、手のひらに適量を出して指で顔全体になじませる方がいいかもしれません。
全品無香料とのことですが、こちらの化粧水だけはほんのりとどこか懐かしいような、優しい香りがします。
これが素材の自然な香りなのでしょうね。
♦美肌くりーむ(保湿クリーム)
化粧水はさらっとした触感で潤いを与えてくれますが、保湿クリームをぬると翌朝までしっとりとした潤いが続きます。
人工的なベタベタとした感じではなく肌が自ら潤っているかのような自然なしっとり感。
クリーム自体は軽いテクスチャーなので少量でもよくのびます。
たっぷりぬりこまなくても自然な潤いが長時間続くのは嬉しいですね。
エイジングケアのためのスキンケア用品なのにたったの3ステップ?と最初は思いましたが、これだけ保湿力が高いと3ステップで充分だと感じました。
むしろシンプルケアの方が肌を甘やかす心配もないので安心ですね。
玄米食と同時にスキンケアにも米ぬかの豊富な栄養をとりいれて、ぜひお米のパワーでナチュラルな健康美をめざしましょう。