
奈良県出身→早大法学部卒→弁護士秘書として勤務→結婚して4人の子供を出産。
高校生から幼稚園児まで1男3女の子供がいます。コロナショック後から投資をスタートし、現在は主に米国株投資で800万円~1,000万円の利益を出しています。こちらのブログでは、投資や資産運用について経験談を交えて情報発信をしていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
株式投資について勉強を進めていくと、「グロース株」「バリュー株」という言葉を目にする機会が増えてきますよね。
同じ「株式」でも、グロース株とバリュー株はそれぞれ違う特徴をもっています。
前回の記事では「投資の神様」とよばれているウォーレン・バフェットの名言をご紹介しましたが、バフェット氏はバリュー株投資家としても有名です。
今回は、グロース株とバリュー株の違いや特徴についてみていきましょう。
ぜひ投資先を選ぶときの参考にしてくださいね。


マネユニ・アカデミー「米国株コース」は米国株投資の基礎から体系的に学べます。
本講座は有料ですが、約47分の無料講座で講座の雰囲気を体験できますよ。
名前とメールアドレスを入力するだけでパソコンでもスマホでもすぐに視聴可能。
特にラスト20分に米国株投資の魅力がギュッと凝縮されているので、ぜひ最後までご視聴ください。
提供:マネユニ・アカデミー

グロース株ってどんな株?
グロース株は簡単にいうと「成長株」を意味します。
これから将来にわたって売り上げや業績の伸びが期待できる株式のことですね。
グロース株について、具体的にみていきましょう。
グロース株の特徴
- 成長性が期待されていて、将来的に大きな利益を生み出すと思われている企業の株式
- 現在の株価は将来性を見込んだ価格になるため、今の企業価値に対して割高になっている
- 投資家は現在の業績に着目するというより、将来の企業価値に期待をして投資している
- 得られた利益を配当金として株主に還元するのではなく、自社商品の開発や設備に投資をする場合が多い

グロース株を見極める指標:ROE

引用元:やさしい株のはじめ方
- ROE=自己資本利益率
- ROEとは自己資本に対してどのくらいの利益が生み出されているかを表す指標
- ROE(%)=当期純利益÷自己資本×100
- 一般的にROEが10%を上回っている企業は、効率的に自己資本を運用できていて高い成長性がある優良企業だと判断される

グロース株にはどんな企業がある?
グロース株の銘柄には、具体的にどのような企業があるかチェックしましょう。
- グーグル
- アップル
- フェイスブック
- アマゾン
- マイクロソフト
- キーエンス
- エムスリー
- メルカリ

グロース株を集めた米国株ETFH
- VUG(米国大型グロース株約270社に投資できるETF)
- QQQ(GAFAMなどのハイテク企業を含むナスダック100指数に連動)
- VGT(大中小ハイテク株約330社に投資できるETF)
上記3つの中では、現在主人名義でVUGを保有しています。
なぜVUGを選んだかというと、今後もしハイテク株が下落していった場合でも、自動的に他の伸びているセクターの大企業を組み入れてもらえるからです。
現在はVUGもナスダックの大型株が中心ですが、今後もナスダックが米国経済を牽引しているかどうかわからないと思っている方にはVUGがおすすめですよ。

バリュー株ってどんな株?
バリュー株は簡単にいうと「割安株」を意味します。
株価が資産や利益などから導き出される企業価値と比べて割安になっている企業のことですね。
ここではバリュー株について詳しくみていきましょう。
バリュー株の特徴
- 企業の価値に対して株価が割安になっている
- 将来にわたっての成長性があまり期待されていない
- 配当利回りが高い傾向にある
- 株価が割安である理由を見極めて投資をする必要がある
- 将来的にキャピタルゲイン(売却益)もねらう場合、銘柄選定や売買のタイミングに関する知識が必要になる

バリュー株を見極める指標:PER


引用元:やさしい株のはじめ方
- PER=株価収益率
- PERとは、株価が1株あたりの利益に対して割安か割高かを表す指標
- PER=株価÷1株あたりの利益(EPS)
- 一般的にPERは平均15~20倍程度とされている

バリュー株を見極める指標:PBR


引用元:やさしい株のはじめ方
- PBR=株価純資産倍率
- PBRとは、1株あたりの株主資本(純資産額・BPS)に対して株価が割安か割高かを表す指標
- PBR=株価÷1株あたりの株主資本(純資産額・BPS)
- 一般的にPBRが1倍以下だと割安だとされている

バリュー株にはどんな企業がある?
グロース株の銘柄には、具体的にどのような企業があるかチェックしましょう。
- エクソン・モービル
- ジョンソン・エンド・ジョンソン
- AT&T
- コカ・コーラ
- IBM
- 三菱UFJ
- 本田技研工業
- 伊藤忠商事
- ANAホールディングス

最近米国の高配当株が投資先として人気を集めています。
2022年米国株市場は絶不調でしたが、私も定期的に入ってくる配当金にはずいぶんと助けられました。
また2024年にスタートする新NISA制度では年間240万円(生涯1,200万円)の成長投資枠が設けられることになりましたね。
成長投資枠で米国の個別株や高配当ETFへの投資を検討している人も多いのではないでしょうか。
2023年はぜひ新NISA制度の開始に備えて情報収集の1年にしませんか。
とはいっても現実的には仕事や家事・子育てなどで忙しく、じっくり情報を集める時間ってなかなかとれませんよね。
そこで米国の高配当株についてリアルタイムな情報を手に入れたい方には米国高配当レポート【オックスフォードインカムレター】がおすすめ。
無料メルマガに登録すると米国株投資に有益な情報が逐一メールで届くので、時間のあるときに目を通すだけで投資の情報やノウハウをゲットできちゃいますよ。
先月だけでも2,000人以上が登録した大人気のメルマガ。
私自身も米国株投資をスタートさせると同時に登録しました。
乗り遅れることがないよう、少しでも米国高配当株投資に興味のある方はぜひ登録してみてくださいね。
バリュー株を集めた米国株ETF
米国高配当ETFの御三家SPYD・HDV・VYMなど、配当利回りの高い企業には比較的バリュー株が多く集まっています。
逆にグロース株は利益を新商品の開発や設備投資に回す企業が多いため、株主に配当金として還元する企業は少なかったですね。
トータルリターンとしては株価の成長が期待できるグロース株に軍配が上がりますが、目先の不労所得を増やしたい人にとってはコンスタントに配当金を得られる高配当株が人気です。

提供:マネユニ・アカデミー
グロース株のメリット&デメリット

時代の最先端を行くイメージの企業が多いグロース株。
グロース株投資にはどのようなメリットとデメリットがあるのかみていきましょう。
グロース株投資のメリット
- 株価の上昇率が大きいため、大きなキャピタルゲイン(売却益)を得られる可能性がある
- 目先の株価の値動きをあまり気にしなくていい(中長期投資の場合)

グロース株投資のデメリット
- インカムゲイン(配当金)はほぼ得られない
- 値動きの激しい銘柄が多く、大きなリターンをねらえる反面大きな損失を出す可能性がある
- 現在の企業価値より企業の将来性を見込んだ株価となっているため、割高な株が多い
- キャピタルゲイン(売却益)をねらう場合、売買のタイミングを見極めるのがむずかしい

バリュー株のメリット&デメリット

投資の神様と言われているウォーレン・バフェットは、本来の企業価値より株価が低く評価されているバリュー株を見つけて投資をするバリュー株投資家として有名です。
ただバリュー株の中には業績の改善が見込めない不人気株がふくまれているのも事実。
投資初心者が「現在過小評価されているけど、いずれ大きく株価を戻す」企業を見極めるのは簡単ではないでしょう。
私たちがバリュー株に投資をする際のプラス面とマイナス面をみていきましょう。
バリュー株投資のメリット
- 比較的安定したインカムゲイン(配当金)を得られる
- 割安なまま放置されている株式が多いため、株価の価格変動がゆるやか
- 正しい投資先を選ぶことで、インカムゲイン(配当金)とキャピタルゲイン(売却益)の両方をねらうことができる

バリュー株投資のデメリット
- 株価が戻らない可能性がある
- 実際の企業価値より株価が割安に評価されている企業を見極めるのがむずかしい
- 株価の値上がりによるリターンを得にくい

まとめ:グロース株とバリュー株はどちらがおすすめ?
- グロース株投資・バリュー株投資ともにメリット&デメリットがある
- 売買のタイミングなど、投資判断に自信があって大きなリターンをねらいたい人にはグロース株投資がおすすめ
- キャピタルゲイン(売却益)よりも安定したインカムゲイン(配当金)を得たい場合はバリュー株投資がおすすめ
- 株式相場の下落時は比較的価格の値動きがゆるやかなバリュー株に人気が集まり、上昇相場ではグロース株が人気
- グロース株投資とバリュー株投資を両方バランス良くとり入れるのもおすすめ
「絶対テンバガー(10倍以上に株価が成長する銘柄のこと)をねらいたい!」という人にはグロース株投資がピッタリですが、そもそもそんな簡単に株価が大きく値上がりをする企業をみつけられる人はいませんよね。
個人的には「S&P500」や「全米インデックスファンド」などの投資信託を長期保有することで株式市場全体の成長を享受し、同時に米国高配当ETFなどからコンスタントに配当金を得るスタンスがしっくりくると感じています。
掘り出しものをみつける感覚を楽しめる人なら、個別株で夢のある投資ができるかもしれませんね。


提供:マネユニ・アカデミー