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投資

【インベスターZ名言集】全21巻のマンガで学ぶ投資の真髄【たかがお金】

よしのんのん
よしのんのん
この記事を書いているよしのんのんです。
奈良県出身→早大法学部卒→弁護士秘書として勤務→結婚して4人の子供を出産。
現在大学生~小学生まで1男3女の子供がいます。コロナショック後から投資をスタートし、現在は1000万円程度の含み益を出しています。こちらのブログでは投資や資産運用について経験談を交えて情報発信をしていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

以前「おすすめ投資本」についての記事を書きましたが、今回は投資の世界を描いた「インベスターZ」というマンガのご紹介をしたいと思います。

全21巻となかなかのボリュームですが、ストーリー展開が素晴らしく、知らぬ間にハマって一気に読んでしまいました。

投資のことだけでなく、歴史や経済、人生論まで幅広く学べます。

子どもたちにも読ませたくて、今回思い切って全巻まとめ買いをしました。

今回は「インベスターZ」の名言にふれながら、投資や人生についていっしょに考えていきましょう。

「インベスターZ」はあの「ドラゴン桜」のマンガを手がけた三田紀房氏の作品だよ。
とても評価の高いマンガだから、前から読んでみたかったのよね。ご家族みんなで読む場合は書籍の購入がおすすめですよ。

 

 


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ブラウザでもアプリでも読めるので、ぜひこの機会に無料お試し登録をしてインベスターZの世界を楽しんでください。

ぜひお試しください。

 

 

Contents
  1. インベスターZのストーリー内容
  2. インベスターZの名言集【24選】
  3. 【インベスターZ】巻末特別記事も勉強になる

インベスターZのストーリー内容

投資について描かれているとはいえ、やはりマンガなので「長期で積立てるインデックス投資が最高です。以上」といった展開にはなりません。笑

投資手法や運用する金額は少し現実離れしていますが、そこはエンタメとして楽しみましょう。

実在するベンチャー企業の社長が登場してビジネスについて熱く語ったり、女性の生き方について考えさせられたり、リアリティを感じる描写に引き込まれていきますよ。

インベスターZに出てくる投資のテーマ

  • 株式投資
  • FX・為替
  • ベンチャー投資
  • 不動産
  • 金投資
  • 保険貯金
全21巻の中にはさまざまな投資手法が登場するよ。

インベスターZのあらすじ

インベスターZの主人公は中学生の男の子ですが、女子中学生やシングルマザー、ベンチャー企業の社長や研究者など、多くの人物の生き様が描かれています。

創立130年の超進学校・道塾学園に、トップで合格した財前孝史。入学式当日に、財前に明かされた学園の秘密。各学年成績トップ6人のみが参加する「投資部」が存在するのだ。彼らの使命は3000億を運用し、8%以上の利回りを生み出すこと。それゆえ日本最高水準の教育設備を誇る道塾学園は学費が無料だった。

北海道札幌市にある道塾学園は、全国屈指の学業成績を誇る私立の男子中高一貫校。炭鉱開発や漁業によって財を成した豪商・藤田金七により創設された。彼の方針により、開校以来生徒やその家族には授業料などの金銭的負担を一切かけないことになっている。

入学試験満点の成績で道塾に入学した財前孝史は、始業初日の放課後に野球部の活動に加わろうとしていたところ、ちょうど野球部まで案内するという先輩に出会う。しかし、行先は校内図書館奥の扉からさらに先にある地下室であった。そこでマージャンをして遊んでいた数人の生徒は、自分たちは学校の運営資金を稼ぎ出す「投資部」であると名乗る。 財前は、得体の知れない投資部という存在に疑念を抱きながらも、マージャンで遊べるのならということで活動に参加することにする。

引用元:三田紀房公式サイト

インベスターZの「Z」は、主人公である財前孝史の頭文字「Z」のことなのね。男子中学生が所属する投資部の活動が物語のメインだけど、投資部を軸にしてさまざまな人間模様がくり広げられていきます。

 

インベスターZの名言集【24選】

「インベスターZ」には投資やビジネス、人生についての格言がたくさん登場します。

全21巻の中で、特に心に響いた名言をいくつかご紹介しますね。

名言1:誘惑に負けるヤツ ルールもロクに知らないのに首を突っ込むヤツは結局はカモになるんだよ

投資部のキャプテンが主人公財前孝史に言い放ったセリフです。

麻雀のルールをよく知らないのに、「面白そう」と思って飛びついた結果負けてしまった財前孝史。

キャプテンに反論したものの、「座った以上はゲームに参加したプレイヤーだ」「実はルールをよく知りませんでした、は通用しないんだよ」と言われてしまいます。

例えば積立てNISAなどの長期積立て投資は「投資の知識やルールを知らない人でも簡単にできる」と思われていますが、一見簡単で単純にみえる投資法にもれっきとしたルールが存在します。

「どんな暴落相場でも、退場することなくひらすら淡々と積立て投資を続ける」というルールを守って初めて長期積立て投資のリターンを得ることができるわけですね。

どんな方法で資産運用をする場合でも、必ずその投資法の原則やルールを理解した上でとり組んでいきたいですね。

 

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名言2:つまりお金とは、心と心を結ぶコミュニケーションのことなんだ!

投資部に入部した財前孝史が、「お金」の成り立ちについて学んでいるときに先輩が伝えた言葉。

  1. 物々交換をしていた時代は、無事に交換が成立するまで安心できなかった
  2. お金が存在する以前は、見ず知らずの者は不信の対象
  3. お金が出現したことにより、会ったその場で相手を信用できる状況になる
  4. お金の信用により人と人が信じ合えるようになり、人々はコミュニケーションをとって暮らすようになった
  5. 人と人が信じ合い、認め合い、つながり会うことで豊かな社会へと発展した
  6. お金が人の心と心を結ぶ「コミュニケーション」のツールとなる

以上のように、お金によって人が人となり文明が発展していったのですね。

普段「お金の起源」について考える機会はあまりありませんが、投資部の新入部員は本格的に投資を始める前にお金の成り立ちやお金の意味を先輩から学びます。

名言3:自分の上に法則を置け 法則こそが神!

こちらも投資部のキャプテンが財前孝史に言った言葉です。

「株に自分の考えなんていらない」

「株は法則でやれ」

と伝えられます。

自分を信じずに、一切の感情を捨てて法則に従って株取引をするように伝えるわけですが、人間は感情で動く生き物なのでそう簡単にはいきませんよね。

私自身も基本的には自分で「投資の法則」を定めていますが、心が揺らいでしまって機械的に取引をできないことがあります。

感情に左右されず淡々と投資をしないと、と思うのですが・・・。

名言4:株は入り口にあらず 出口にあり

投資部に残されている格言ノートに記載されている言葉。

「株は買うことより売ることの方が重要なんだ」と先輩が言います。

「結果が欲しいなら入り口ではなく先に出口を考える」とは、投資だけでなく勉強やその他あらゆる物事に当てはまる鉄則だというわけです。

短期売買をしている人の「売却のルール」だけでなく、出口が大切なのは長期投資をしている人にもいえることですね。

長きにわたって資産を形成した場合でも、いつかは築き上げた資産をとり崩すときがやってきます。

例えば毎年資産残高の数%をとり崩す「定率とり崩し」でいくのか、毎年決まった額をとり崩す「定額とり崩し」にするのかなど、どのような出口戦略をとるかが大切です。

長期投資の場合は今すぐ出口戦略を考える必要はありませんが、資産形成の真の目的は「お金を貯める・増やす」ことではありません。

どのように使っていくのか、常に出口を意識して資産運用をしたいですね。

名言5:金を掘ったヤツに金持ちはいない!

1848年にアメリカで起きたゴールドラッシュで1番儲けたのは誰だったのでしょう。

ゴールドラッシュで1番儲けた人は、実は金を堀に行った人ではなかったのです。

  • スコップなどの金を掘るための道具を売った商人
  • 寝泊まりするための宿を提供した人
  • 酒とバクチを提供した酒場の主人
  • 鉄道を敷いた実業家

以上のように、ゴールドラッシュで儲けたのはブームを利用して稼いだ人たちだったのですね。

金鉱か発見されて金が出たからといって、その他大勢の人と同じように金を掘った人にお金持ちになった人はいなかったのです。

この教訓を株式投資に当てはめて考えると、「みんなが注目しているような良い株ではなく、誰も見向きをしないようなボロ株に着目する」ということになります。

本来の価格より安く見積もられている、割安株を探して割安のうちに仕込んでおく「バリュー株投資」ですね。

さらに投資部のキャプテンが「投資とは宝の山に群がることではない!荒野を宝の山に変えることだ!」と言い切ります。

投資の神様と呼ばれているウォーレン・バフェット氏もバリュー株投資家ですね。

 


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名言6:人は何かに縋って生きてゆく限り真の自由など手にすることはできないのだ

同塾の創設者藤田金七の孫に当たり、藤田家現当主の藤田繁富の言葉。

  • 自分自身も先祖の築いた遺産にすがっている
  • 親は職場にすがる
  • 子どもは親にすがる
  • 自治体は納税者にすがる
  • 企業は顧客にすがる
  • 政治家は有権者にすがる
  • 官僚は組織にすがる
  • 政治家は有権者にすがる
  • 研究者は出資者にすがる
  • 冒険家は支援者にすがる
  • 役者やミュージシャンは観客にすがる
  • 文筆家は読者にすがる

以上のように人は皆なにかにすがって生きてゆくもので、どの立場に立ってもそこに真の自由はない、という考えですね。

もちろん自分ひとりのチカラだけで生きていける人はいないので「持ちつ持たれつ」といった相互扶助の性質もあるでしょう。

ただ何かにすがり誰かに頼って生きていく限り、人はみな本当の意味での「自由人」ではないのです。

名言7:就活とは・・・言い換えればこれは3億円の投資と言える

こちらも名言6からの続きの場面で、藤田繁富が財前孝史に伝えた言葉です。

就活とは、40年におよぶ労働時間をどの企業に差し出すかというレースであり、人生そのものの投資だというわけです。

そしてこの投資が幸福なリターンをもたらすかどうか、人生の損益を決めるスタートが就活に当たるのだと言います。

自分が自分自身の人生の投資家である自覚をもって投資先を決めなくてはいけないのに、日本の若者はあまり深く考えず、簡単に投資先を決めてしまうパターンが多いですね。

就職後に状況が悪化した場合、転職をしてより良い環境を探すことは株式投資で言い換えると「損切り」に当たります。

最近は転職するのが当たり前のような風潮になりつつありますが、それでも「損切り」できずに不満を抱きながらずっと同じ会社で働き続ける人も多いことでしょう。

藤田繁富は、この損切りできない状態を「投資家としては最悪の行動だ」と言い切ります。

もちろんネット証券口座を使った株式投資とちがい、クリックひとつで人生の大半を過ごす職場を売ったり買ったりはできません。

それでも私たちは、常に投資家の視点で自分の人生を選択することが大事なのだと気づかされる言葉ではないでしょうか。

 

名言8:決断とは「切って離す」ことなんだよ 

投資部のキャプテンが、テニスの試合で負けた後輩に伝えた言葉。

「何かを成し遂げるとき、成功するときというのは、やらないことはやらない・・・切って離すとはっきり決めたときなんだ」という言葉が続きます。

テニスでいうと、サーブ、レシーブ、バックとすべてのプレーでうまくやろうとしたために結果的に中途半端なプレーしかできなくなったのが敗因だったのですね。

私たちの日常生活や人生も「決断」の連続です。

どの服を着るか、どの道を通って目的地にたどり着くかなど、何かを選ぶことは他の選択肢を捨てることとイコールですよね。

自分自身「あれもこれもやりたい」と思ってしまうタイプなので、日頃から「切って離す」意識を持たなければと思いました。

名言9:投資は大勢の人間が集まってやったら絶対に失敗する

「優秀な学校に投資部を作って人材教育を行えば、日本は真の投資国家になる」という財前孝史の言葉に対するキャプテンの返答です。

優秀な人間が集まって出した答えは、往々にして「妥協の産物」となります。

特に日本人は「和をもって尊しとなす」の精神で譲り合うため、結果的に中途半端な結論に至ることが多いですよね。

日本人の美徳が投資においてはマイナスに働くため、投資部のメンバーは各学年1人合計6人の少人数。

「ここぞ」というときは自分で決断をし、その下した決断に責任を持つ覚悟が必要だということですね。

名言10:ベンチャー事業で成功するということは、ファーストペンギンになるということだ!

ベンチャー事業として、ロケットビズネスを展開している投資部のOBリッチーさん(日本人)のセリフ。

ペンギンを食べる怖い動物がたくさんいる天敵だらけの海。

この海の危険を顧みず、真っ先に飛び込むペンギンのことをファーストペンギンといいます。

天敵だらけの海に飛び込むことはリスキーではありますが、それ以上のメリットも。

真っ先に海に飛び込んだペンギンだけがたらふく魚を食べて、丸々と太って子孫を残すことができるのです。

安全が確認されるとその他大勢のペンギンが一斉に海に飛び込み、後から海に入ったペンギンは魚を奪い合う激しい競争にさらされることに。

それゆえ後から飛び込んだペンギンの中にはエサにありつけず、衰弱して死に至ることもあります。

ベンチャーで成功するには常に一番手でなければいけないのですね。

欧米では前人未踏の地に踏み込むことは勇気ある行動と賞賛されますが、ここ日本においては「みんなで手をつないでいっしょにゴールしましょう」といった横並びの文化を良しとする風潮があります。

日本でイノベーションが起こりにくいのは当然ですね。

名言11:事業に勝ち負けを求めるヤツ そんなヤツの金は1兆円積まれてもいらない

こちらもリッチーさんの言葉。

リッチーさんの話に感銘を受けた財前孝史は「ぜひロケットビジネスに投資をしたい!」と申し出ますが、ビジネスを勝ち負けの観点で見るような人のお金は欲しくない、と言われてしまうのです。

海外で同じ事業を展開している会社は敵ではなくてみんな同じ夢を持つ「仲間」であり、そこに勝敗なんてないのだ、というわけですね。

勝つとか負けるとかではなく、もっと大きな視点で物事を考えるように投資部のOBに諭された財前孝史。

ベンチャー投資とは、決して勝敗に価値を置いてするものではないのですね。

名言12:ルールを作る国とルールを守る国の違いさ・・・

こちらも引き続きリッチーさんの言葉です。

西洋人にとってルールは作るもので、日本人にとってルールは守るもの。

ここ日本では国が宇宙事業を後押ししないから、民間も前向きになれなくて投資が集まりません。

宇宙事業はルールを守る国では発展できないから、リッチーさんは会社をアメリカに移転させるつもりだと告げます。

日本でも少額からスタートアップのベンチャー企業に投資ができる仕組みが整いつつありますが、まだまだベンチャーを応援する動きは小さいですよね。

自国でイノベーションを起こそうとする若い企業を、どれだけ応援できるかが今後の課題ではないでしょうか。

 

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名言13:必要なことは型にはまること!成功はすべて型によってもたらされるのよ!

藤田繁富の孫である藤田美雪の言葉です。

茶道やバレエなどの道を究めるには、まずは「型にはまること」が大事だという意味ですね。

投資も同じで、先に個性を出そうとせず、成功の型を吸収することで成長が早まります。

成長することで個性はあとから自然についてくるため、最初から自分の個性など出す必要はないという考えです。

藤田美雪は、尊敬するウォーレン・バフェット氏の成功の型を実践して投資を成功させると宣言しています。

これから投資を始めようと思っている方は、まず成功者の投資手法を学ぶことから始めてみてはいかがでしょう。

名言14:成功って実はものすごく簡単・・・やればいいだけのこと

こちらはマンガに登場するホリエモンの言葉。

アイデアや考えに価値があるわけではなく行動することに価値があり、行動する者だけが成功者になれるのは至極当然のことですね。

実際に考えを行動に移す人が少ないため、ごく一部の実践した人間だけが成功を手にすることができるのです。

「やればいい」

頭ではわかっていても、なかなか実践するのはむずかしいもの。

成功は行動からしかもたらされないことを常に心に留めておきたいと思いました。

名言15:リスクを取らないリスクほど・・・経営者として恐ろしいものはないんだよねえ

藤田美雪の姉が就職先に選んだDMMの社長の言葉です。

この言葉の前に、「将来自分たちを脅かすであろう事業には積極的に投資をしている。すべての事業には寿命があるから未来のためのリスクを取り続ける」というセリフが入ります。

ビジネスの世界だけでなく、投資の世界にも「機会損失」という言葉がありますよね。

意思決定をしなかったこと、行動を起こさなかったことにより儲け損なうことを意味します。

資産運用においても「リスクを取らないリスク」があることを意識して投資をしたいですね。

 


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名言16:時間とは・・・命よ

大企業の内定を蹴り、DMMに就職することを決めた藤田美雪の姉が後輩の男子学生に伝えた言葉です。

就職は個人と会社との労働契約であり、労働者が経営者に時間を差し出すかわりに賃金を得るというもの。

そして労働者が差し出す時間は「命」そのものであり、労働とは命である時間を切り売りして生活することを意味します。

日本でも経営者やフリーランスが増えていますが、大半は給与所得者ですね。

美雪の姉は「いつか経営者になって事業を成功させる」と言っていますが、誰にとっても起業することが正解ではありません。

給与を得て働くことのメリットもたくさんあります。

住宅ローンだって、フリーランスの立場で組むことはむずかしいですよね。

給与所得者であることの「安定」が社会的な信頼となり、銀行がお金を貸してくれるわけです。

ただ資本主義社会においては事業や不動産、株式を有する「資本家」が優位に立っていることは間違いありません。

投資をすることは、資本を持つ資本家になることです。

働いて収入を得ながら、リスク許容度の範囲内で少額投資をするだけでも資本家になれるのです。

個別株に投資をしなくても、アメリカの上位500社にまとめて投資ができる「S&P500」を網羅している投資信託を買うだけで、Amazonやアップル、マクドナルドやコカコーラの株式を有する資本家です。

そう考えると、投資って夢がありますよね。

名言17:野球でもサッカーでも、最強のチームとは監督が何もしないチームのことなの!

藤田美雪の母親が女子投資部の3人に伝えた言葉です。

会社の代表取締役の仕事を野球チームやサッカーチームの監督の仕事にたとえたセリフですね。

試合で勝つのは監督が細かい指示を出しているようなチームではなく、選手が自ら課題を見つけて解決していくようなチームだ、と言っています。

この後チームを勝利に導く経営者のモデルとして前澤社長が登場します。

名言18:家って・・・言うなれば家族の思い出を作る場所かなそこは数字や理屈じゃない 人としての心の領域だ

こちらは財前孝史の父親の言葉。

住宅ローンを組んでマイホームを購入すると、金利だけでも莫大な金額を支払うことになります。

そして住宅ローンを完済する頃に家はボロボロに。

「賃貸に住んで余剰金を投資に回した方がよほどリッチな人生を歩めるのに、どうしてマイホームなんて買うんだろう?」という孝史の疑問に対する父親の返答です。

マイホームの価値は「支払うお金」だけで語れるものではなく、そこで生み出される家族の思い出や得られる心の安定はプライスレスである、という考えですね。

今の時代は賃貸派も増えていますが、マイホームを買う人はきっとみんな同じような気持ちのはず。

持ち家か賃貸のどちらを選ぶかは、自分や家族の価値観と照らし合わせて後悔しないように決めたいもの。

一方で物件選びの際には、マイホーム購入も「投資」の一環であることを意識しましょう。

長い目で見てより良い選択ができるといいですね。

 

名言19:お金とは、人間の信用そのもの

主人公である財前孝史の言葉です。

投資部の財産をかけて、藤田美雪の兄と投資で勝負をすることになった財前孝史。

不動産投資の審査員は総資産額が数千億円という大富豪です。

この大富豪が気に入った物件を購入してきた方が勝ちというルールですが、中学生である財前孝史は簡単には物件オーナーから信用されません。

当然のことですね。

そこで信用を勝ち取るための武器として現金を見せました。

お金を間に挟むと、年齢や性別に関係なく相手と対等に話し合うことができるのはお金が人間の信用そのものを表すからだ、というわけですね。

冷静に考えると、札束なんて物質的にはただの紙切れに過ぎないのにお金の威力ってすごいですね。

魔力とも言い換えられるでしょうか。

資本主義社会に暮らす私たちは、まるで永遠に解けない魔法にかけられているかのようです。

名言20:ビジネスの世界では「ゲームチェンジ」は頻繁に起こる それが常識なのだ

不動産投資の勝敗を決める大富豪のセリフです。

最初は財前孝史が購入した物件に「勝ち」の判断を下したのに、最後に考えを覆して藤田美雪の兄が選んだ若い木型職人の工房がある下町の長屋を選びます。

「5,000万円以内で物件を購入するというルールがあったのに、下町の長屋を7,000万円で買たのは明らかにルール違反だ!」と孝史は美雪の兄がルールを破ったことを主張するわけですが、「ルールを変えるゲームチェンジャーの一員となることで初めて競争優位性を発揮できるのだ」と返されてしまいます。

 

 


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名言21:ここで大事なことは金ではない 心だ 感動は論理を超えるんだよ

これも大富豪のセリフ。

美雪の兄が購入した下町の長屋は借り手が見つかるとは考えにくく、投資の利回りは実質ゼロ。

「利益が出ない物件を買うなど、あきらかに投資の失敗だ!」と孝史は食い下がりますが、

「大事なことは金ではなく心だ。不動産の価値は極めて主観的なものである」と返されます。

「若い伝統職人を集めて伝統工芸を日本の産業にしたい」という美雪の兄の情熱に審査員が心を打たれた結果、美雪の兄が勝利を収めることになったのですね。

  • 勝つことにこだわる
  • ルールや論理にこだわる
  • 決められた尺度に合わせた選択しかしなかった
  • 人の心を動かしたところに価値は生まれる

今回孝史が負けた理由を伝えられます。

確かに人間は感情で動く生き物です。

頭ではわかっているのに、心が別の方向に行きたがることはよくありますよね。

たとえば「投資信託を淡々と買い続けるのが資産形成にとってベスト」とわかっていても、税金が引かれてしまう高配当株に手を出してしまう人は多いはず。

私自身もそのうちのひとりです。

論理や理屈より感情が勝るのは、ビジネスや投資の世界でも同じなのでしょうね。

名言22:たかが金(カネ)だ

投資部の次期キャプテンとなる渡辺が、プレッシャーに負けて一時期行方をくらまします。

帰ってきた渡辺に現キャプテンが伝えた言葉がこれです。

「たかが金(カネ)だ」

初代キャプテンが2代目のキャプテンに伝えて以来、130年ずっと言い伝えられ続けている言葉。

「歴代キャプテン達はみんなこの言葉を胸に刻みながら投資をしてきた。だからどうってことない」と現キャプテンが言います。

今回選んだ「インベスターZ」の名言の中で私がいちばん好きな言葉でもあります。

「たかが金(カネ)」と言いながら、数千億円も運用できる肝っ玉には脱帽ですが(笑)まあそこはフィクションということで。

特にインフラが整っている日本で暮らす限り、投資や金銭面での失敗で命まで脅かされることはほとんどありませんよね。

安心して投資や資産運用ができる国に暮らしている私たちは幸せだと思います。

お金に振り回されるのではなく、「たかが金(カネ)」くらいのスタンスでいた方が投資においても冷静な判断を下せそうな気がしますね。

名言23:儲けを目指すだけが投資ではない

投資部の次期キャプテンである渡辺は、とても心配性で臆病な性格。

「絶対に儲けなければ!」と意気込むあまり、投資部の歴史と伝統の重圧に耐えきれなくなってしばらく放浪の旅に出てしまいました。

「徹底的に心配性で臆病な投資をする」

「自分がキャプテンの間は資産を増やすのではなく保有する資産の維持を目標とする」と心に決めることで自信を取り戻しました。

学園の創設者である藤田金七も「儲けを目指すだけが投資ではない」という言葉を残しています。

この言葉からは、資産維持や現状維持だって立派な投資だと考えられるのではないでしょうか。

名言24:臆病な人にぴったりな投資とは・・・1に分散 2に長期 3に低コスト

こちらは心配性の投資部次期キャプテン渡辺のセリフです。

まさに我らがインデックス投資もこれに当てはまりますね。

少しずつ時間をかけて、ゆっくり資産を形成していく方法のことを「心配性でも臆病でも輝ける世界があるんだ!」と表現しています。

「投資は怖いから、積立てNISAしかしていない」というような人の資産こそ、時間の経過とともに輝きが増していくといえるでしょう。

「インベスターZ」全21巻の名言を24こ集めてみたよ。ここでご紹介していない名言や格言もたくさんあるから、ぜひご自身で読んでみてね。
投資について描かれたマンガだけど、ビジネスや生き方などの勉強にも。お子さんがいるご家庭は、家族みんなで楽しみながら学べますね。中学生以上のお子さんにおすすめです。

 

【インベスターZ】巻末特別記事も勉強になる

マンガの本編だけでなく、巻末の特別記事も充実していますよ。

さまざまな分野における投資の専門家たちが、投資の心得を教えてくれます。

特別記事は巻末の数ページだけですが、21巻分となればけっこうなボリューム。

少し専門的な内容になるので、投資の初心者だけでなく中級者~上級者にとってもためになるでしょう。

巻末記事は21巻すべてについているから、あらゆる投資手法について勉強できるよ。
マンガに巻末特別記事に、盛りだくさんね。インベスターZは投資をする人はもちろん、投資をしない人もぜひおすすめしたいマンガです。

 

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奈良県出身→早大法学部卒→法律事務所で弁護士秘書として勤務→結婚して10年間で4人の子供を出産→現在は家事&育児と両立させつつ、平日はフリーランスとして在宅ワーク&週末は時々外に出て働く日々を送っています。 こちらのブログでは、主に子育てや6人家族の家計管理・投資について情報発信をしています。 どうぞよろしくお願いいたします。