奈良県出身→早大法学部卒→弁護士秘書として勤務→結婚して4人の子供を出産。
美容&健康オタク。
マクロビオティックセラピスト・薬膳インストラクター・メディカルアロマインストラクターの資格を保有。
どうぞよろしくお願いいたします。
前回の記事ではアロマテラピー全般について書きましたが、今回はアロマオイルの種類と主な効能に着目したいと思います。
アロマオイルにはどんな種類があるかご存じですか?
ひとくちにアロマオイルといっても、香りのジャンルにはいくつかの種類があります。
ここではアロマの香りの種類とそれぞれの特徴、また代表的な香りについてみていきましょう。
さわやかな香りと甘い香りの2種類くらいは思い浮かぶけど。
甘い香りとさわやかな香りをまぜて使うこともできるの。
ぜひお気に入りの香りをみつけたいわね。
アロマテラピー商品の通信販売を日本で最初に始めた会社をご紹介します。
取りあつかっている精油(エッセンシャルオイル)は、すべて植物由来天然100%。
日本アロマ環境協会の「AEAJ表示基準適合精油」の認定を受けているため、安心できて信頼性の高い商品を提供しています。
全国3,000社以上のアロマテラピーサロンやスクールで選ばれていて、プロ納得の香り。
“必要な時に必要な量だけ”輸入して社内で充填しているため、常にフレッシュな状態の精油を届けてくれます。
【7種類】アロマオイルの香り
アロマオイルは、大きくわけて7種類の香りに分類されます。
それぞれの香りの種類と特徴、またどのように心や体に作用するのかについてみていきましょう。
柑橘系
親しみやすくて若い人からお年を召した方まで万人に人気のある香りです。
グレープフルーツやレモン、オレンジなどのフルーツは日常的に私たちが口にするものですね。
スッキリとしたさわやかな香りは気分転換をしたいときやリフレッシュしたいときにピッタリです。
アロマテラピー初心者にもおすすめ。
レモングラス
レモングラスの原産地はインドで、太古の昔から伝統医学のアーユルヴェーダにとりいれられてきました。
レモングラスはイネ科の植物ですが、香りの種類は柑橘系に分類され、オイルは葉や茎から抽出されます。
アロマテラピーに利用されているだけでなく、エスニック料理の香りづけに使われることもあれば、ハーブティーとして楽しむのにも人気です。
レモンに似たフレッシュな香りは、緊張や不安感で疲れた心を癒してくれます。
鎮静作用もあるので、マッサージオイルとして使うことで運動後の筋肉痛を緩和する作用がアリ、むくみにもよいといわれています。
またレモングラスの香りは脳に刺激を与えて記憶力や集中力を高める働きがあるとされ、認知症の予防や改善効果が期待されています。
※星薬科大学先端生命科学研究所 特任教授の塩田 清二先生監修の記事参照
ベルガモット
ベルガモットの原産地はイタリアやモロッコです。
ミカン科の植物で、白い花を咲かせます。
ベルガモットの精油は紅茶のアールグレイの香りづけにも使われていて、柑橘系のさわやかさとともにフローラル系の甘さも備えているとても上品な香りです
レモングラスと同様、不安感や緊張感を緩和してくれます。
また抗菌作用や抗ウイルス作用があると考えられているため、アロマディフューザーを使って香りを拡散させれば屋内での感染症対策にもなるでしょう。
体を細菌やウイルスなどから守るための免疫力がアップするという研究結果も発表されています。
※公益社団法人 日本アロマ環境協会の記事参照
オレンジスイート
オレンジスイートの木は常緑樹で、ミカン科の植物です。
オレンジの原産国はインドといわれているようですが、中国でも4000年以上前からオレンジが食べられていたという記録が残っています。
精油はオレンジの果皮から抽出され、柑橘系の香りの中では刺激が少ないためお子さんや妊娠中の方でも安心して使えます。
リラックス効果だけでなく気分を高めて明るい気持ちにもさせてくれます。
オレンジオイルの中にはリモネンが90%も含まれていて、このリモネンに油を分解する作用があるようです。
掃除用品にはよくオレンジオイルが配合されていますよね。
グレープフルーツ
グレープフルーツは、果実がぶどうのように木になることから名付けられたといわれています。
化粧品や香水などにもよく使われているのでなじみのある香りですね。
グレープフルーツの香りといえば、学生時代にイヴ・サンローランの「ベビードール」という香水が「恋が叶う香水」として大流行しました。
グレープフルーツの香りを主軸にした、ピーチやローズが混ざった甘い香りは今でもはっきりと覚えています。
「ベビードール」は大好きな香水のひとつで私も愛用していました。
叶った恋もあれば叶わなかった恋もありましたが、「ベビードール」の香りをイメージするだけで今でも当時の記憶が甘酸っぱい思い出としてよみがえってきます。
今「ベビードール」は廃盤になっているようで、アマゾンや楽天市場では2万~3万円で売り出されていて驚きです。
当時はどこにでも売っていて、若い女性なら誰もが身にまとっている香りだったのに。
廃盤になったなんて、まるで2度と戻ってこない青春時代を象徴するかのような香りですね・・・。
話がだいぶ横道にそれた上に熱く語ってしまいましたが、香りを思い浮かべただけで当時の感情がこみ上げてくるのは、やはり香りの刺激が直接脳に作用して自然と心が反応してしまうからなのでしょうね。
さて、グレープフルーツのみずみずしい香りは気分が落ち込んだときなどにリフレッシュできて前向きな気持ちにさせてくれます。
グレープフルーツの香りにはデオドラント作用があるため、汗ばむ夏の季節や運動した後に利用するのもいいでしょう。
フローラル系
フローラル系の香りは甘くて華やか、また上品な香りが特徴です。
精油は主に花から抽出されることが多く、女性らしい香りをかぐことで幸福感をもたらせてくれます。
フローラル系の香りの中でも濃厚なものから軽やかなものまで、香りの種類も豊富です。
ラベンダー
ラベンダーはシソ科の植物で、紫色の可憐な花が特徴です。
ラベンダーという名前は、ラテン語の「洗う」という意味の「lavare」という言葉に由来しているといわれています。
古代ギリシャ・ローマの時代から心身を浄化する作用があると考えられていたため、沐浴などに使われてきました。
フローラル系の香りですが、同時にハーブのさわやかさも兼ね備えているため他の精油とブレンドする際にも相性がいいです。
ラベンダーの香りはリラックス効果や安眠作用が有名ですが、ラベンダー精油は「万能オイル」といわれているくらい、その作用は幅広くアロマテラピーで最もよく使われています。
眠りにつきたいときにハンカチやティッシュにオイルを垂らして枕元に置く、ディヒューザーを使って寝室に香りを充満させるなど試してみると良質な睡眠をサポートしてくれるかもしれません。
ゼラニウム
ゼラニウムはローズに似た華やかな香りが特徴で、葉や花から精油が抽出されます。
葉っぱからも抽出されるため、ローズのようなフローラル系の香りの中にハーブっぽいグリーン系の香りもまざっています。
ゼラニウムの花は観賞用としても世界中で愛用されていますが、その香りは特に女性に人気があります。
女性ホルモンの「エストロゲン」に作用すると考えられていて、ホルモンバランスの乱れなど女性特有の悩みを緩和するのに効果があるといわれています。
カモミール
カモミールはハーブティーでおなじみなので、ふだんからよく聞く名前ですね。
カモミールの名前はギリシャ語で「chamaimelon」(大地のりんご)という言葉に由来しているともいわれていて、リンゴのような甘くてフルーティーな香りが特徴です。
多年草(複数年にわたって生存する植物のこと)のローマンカモミールと、一年草(種をまいたその年に発芽し、花を咲かせて種子を残して枯れる植物のこと)のジャーマンカモミールの2種類があります。
ローマンカモミールの精油は鎮痛作用があるといわれていて、頭痛・腹痛・生理痛などの痛みを緩和するのに役立ちます。
リンゴに似た甘酸っぱい香りとグリーン系のハーブの香りが心を落ち着かせて元気にしてくれます。
作用がおだやかなので、子供からお年を召した方まで幅広い年齢層に親しまれています。
ジャーマンカモミーはたくさんの花から少しの精油しか抽出されないため、大変貴重で、精油は濃いブルーです。
ローマンカモミールはハーブティーにすると苦みが出るためハーブティーの材料として人気があるのはこのジャーマンカモミールの方です。
女性ホルモンに似た働きがあると考えられていて、生理不順や更年期障害など女性特有の悩みにアプローチします。
近くに植えた植物の病気を治すことから「植物のお医者さん」ともよばれています。
ネロリ
「オレンジフラーワー」ともいわれるネロリは、ビターオレンジの花から採られる精油のことをいいます。
和名だと「橙(だいだい)」といわれています。
お正月に鏡餅の上にのせたりすることから、私たち日本人にもなじみがありますね。
花を咲かせるまでに4年くらいかかる上に花が咲いている期間は約5日間と、とても短いため希少価値のある精油のひとつだといわれています。
柑橘系のさわやかさとフローラル系の優雅さを感じることができる香りです。
ネロリは「天然の精神安定剤」といわれているくらい、ストレスがたまっているときや心が傷ついているときに心を落ち着かせてくれる作用があると考えられています。
ネロリは肌への刺激が少ないため、肌タイプを問わず人気のある精油です。
老化によるシワ改善など、アンチエイジング効果もあるといわれているのでスキンケア用品にもよく使われています。
オリエンタル系
オリエンタル系の香りは、個性的で香りが強いのが特徴です。
エキゾチックで甘い香りはロマンチックな雰囲気を演出してくれます。
個性的な香りが多いので、好みのタイプかわかれやすいでしょう。
ぜひ自分にしっくりくる香りをみつけてくださいね。
イランイラン
イランイランはオリエンタル系の中で代表的な香りです。
フィリピン地方の「そよ風にゆれる花々」という言葉に由来し、「花の中の花」という意味を持っています。
10メートル以上の大きな木に花が咲くことで有名です。
南国風のエキゾチックで甘い香りが特徴で、世界三大美女のひとりであるクレオパトラもイランイランの花を足元に置いていたといわれています。
媚薬としての効果が期待され、男性が女性らしさを感じる香りともいわれています。
緊張感をほぐして心をリラックスさせ、幸福感を与えてくれる香りでもあります。
香りが強いので、使用量には充分注意してくださいね。
パチュリ
パチュリは原産地がインドで多年草の植物(個体として複数年にわたって生存する植物)です。
インドでは防虫効果があるとされ、虫よけとして使われています。
私たち日本人にはあまりなじみがない植物かもしれないですね。
「墨汁のような香り」ともいわれ、湿度の高いしめった大地を思わせるような香りは昔からよくお香にも用いられてきました。
パチュリは若葉を摘んで乾燥、発酵させるという珍しい方法で精油が抽出されます。
雨季に収穫されたパチュリから抽出される精油が最高品質だといわれています。
心への作用としては、イライラしているときに心を鎮め落ち着きを与えてくれます。
パチュリの精油はスキンケアにもよく使われていて、皮膚を軟らかくする効果があるとともに乾燥肌やシミ、くすみにも有効だと考えられています。
フローラル系の香り「ラベンダー」とオリエンタル系の香りの「パチュリ」、さらにバニラの香りをまぜたSABONの「パチュリ・ラベンダー・バニラ」シリーズがおすすめです。
※SABON公式ホームページより引用
冬には濃厚な潤いを与えてくれるハンドクリームを愛用していますが、サラッとしたテクスチャーのボディローションは季節を問わず全身に使えます。
ボトルもオシャレでインテリアとしても楽しめるので、玄関や洗面所に置いていつでも甘い香りを楽しめるようにしています。
手に残ったローションは髪にもなじませて、ヘアフレグランス効果のあるヘアローションとしても使っています。
パチュリの深みのある神秘的な香りと甘いバニラの香り、さらにラベンダーのさわやかさが加わった万人に好かれる香りだと思います。
お気に入りのハンドクリームやボディローションがみつからない人は、ぜひ1度試してみてはいかがでしょう。
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サンダルウッド
サンダルウッドは日本では白檀(びゃくだん)として古くから親しまれていて、深く甘みのあるしっとりとした香りが特徴です。
お香の原料や扇子などにも使われていて、寺院のイメージと結びつきやすいので日本人にとってはなじみのある香りのひとつです。
香りに持続性があるため、少量でも長く香りを楽しめます。
時間が経つほど熟成されて深みが増していく珍しい香りなので、長期にわたって少しずつ使用するといいですね。
ただ服やカーテンなどに香りがつくと、なかなか香りが抜けないことがあるので気をつけてください。
サンダルウッドの香りは仏教やヒンドゥー教などの宗教儀式でも使われていて、リラックス効果や瞑想効果があると考えられています。
私たちもお香の香りをかぐと、心が穏やかになって気持ちが鎮まる感じがしますよね。
ヨガをするときにもおすすめの香りです。
血行促進作用や抗炎症効果があると考えられていて、風邪予防のセルフケアとして使用する人もいるようです。
また「保湿剤」として使用できるほど保湿力が高く、肌を柔らかくしてくれます。
スパイス系
スパイス系は、ピリッとした辛みを感じるような香りが特徴です。
香辛料から抽出され、お料理の香りづけに使われることが多いです。
さわやかな香りや甘い香りはリフレッシュ効果やリラックス効果の高いものが多いですが、このスパイス系はシャープな香りが多く頭をスッキリとさせてくれます。
ブラックペッパー
日本でも黒こしょうとしておなじみのブラックペッパー。
お料理で最もよく使われるスパイスで、味の引きしめ役として活躍してくれます。
アロマオイルとして使用される頻度はあまり高くないですが、ブラックペッパーの精油の香りは意外なことにそこまでスパイシーではなく、じんわりとした温かみを感じる香りです。
香りをかぐことで心を元気にして積極的な気持ちにさせてくれます。
強力な殺菌作用があることから風邪予防などに使用されることもあります。
ブラックペッパーの香りは消化器系に刺激を与えるので、消化不良や胃弱の状態に効果的だと考えられています。
確かにブラックペッパーの香りをかぐと食欲が刺激されますよね。
ジンジャー
ジンジャーは、和名では「生姜(ショウガ)」としておなじみです。
体を温める効果があるとして有名ですが、ジンジャーは昔から薬草として使用されてきました。
ジンジャーにはジンゲロールとショウガオールという辛み成分が含まれていて、メジャーな漢方薬にもよく使われていますね。
アロマオイルとしてはジンジャーの根と茎の部分が使われ、スパイシーな香りが特徴で男性用の香水にもよく配合されています。
柑橘系の香りと相性が良いため、ベルガモットやオレンジなどのアロマオイルとブレンドして使うのもおすすめです。
フローラル系の香りに少しだけ混ぜると香りにアクセントを出すことができるでしょう。
スッキリした香りなので、集中力を高めたいときにピッタリ。
ジンジャーの精油をアロマバスなどで使用した場合にも、口にしたときと同じように体をポカポカと温めてくれます。
皮膚を刺激することもあるので、敏感肌の人は充分注意してください。
シナモン
ジンジャー同様、体を温める効果が高いことで有名なシナモン。
お菓子作りや飲み物の香りづけに使われることも多く、世界最古のスパイスのひとつだといわれています。
紅茶に入れて飲んだりアップルパイに入っているリンゴにシナモンの香りがついていることもありますね。
スタバにもシナモンパウダーがあるので時々注文した飲み物にかけますが、シナモンは人によって好き嫌いがはっきりわかれるイメージです。
シナモン大好きという人がいれば、シナモンだけはどうしても無理という人もいるみたいで、それだけ個性が強い香りだといえるでしょう。
スパイシーで刺激のある香りは、落ち込んだ心に活力とエネルギーを与えて前向きな気持ちにさせてくれます。
アロマオイルとして使用する際にはジンジャーと同じように血行促進作用があり、冷え性の人におすすめの精油です。
抗菌防カビ作用や防虫効果があるため、シナモンの精油をコットンに数滴しみこませて押し入れやクローゼットに入れておくとカビ防止や虫よけとして効果的です。
子宮を収縮させる作用があるため分娩時には効果的だとされる一方、妊娠中には禁忌のアロマとなっているので注意してください。
私が4人目の子供を妊娠中、リフレクソロジーの資格を持っている母がアロマオイルを使って足のマッサージをしてくれたことがあります。
もう生まれてきても大丈夫な週数だったのでよかったのですが、その翌日に陣痛がきて出産に至りました。
アロマオイルでのマッサージで陣痛が促進されたのか、アロマは関係なく生まれるべき時に生まれてきたのかはわかりませんが、やはり妊娠中に使用する場合は特に注意が必要だと思います。
妊娠の週数によっても使用可能なアロマオイルはちがってきます。
妊娠中のアロマテラピーに関しては産婦人科医監修のアロマテラピー講座などを参考にして、必ずかかりつけの病院の先生に使用してもいいか確認してください。
ハーブ系
ハーブはお料理やお茶の香りづけにもよく使用され、スッキリとした香りが特徴です。
さわやかな香りが多いため、気分転換をしてリフレッシュしたいときにおすすめです。
ローズマリー
ローズマリーはラテン語で「海のしずく」という意味をもつ名前で、青色の花を咲かせます。
ローズマリーのスッキリとした透明感のある香りは脳機能の活性化やアンチエイジング効果があると考えられていて、「若返りの水」ともよばれています。
いかにも薬草っぽい香りが脳に刺激を与え、記憶力や集中力を高めてくれるので勉強中や仕事中におすすめです。
頭痛やめまいをやわらげ、筋肉痛や肩こりを緩和する効果もあるとされています。
ローズマリーは肉料理や魚料理にのせられているイメージが強いですが、アロマオイルとしても心身にさまざまな作用を与えてくれる香りなのですね。
タイム
ハーブの中でも抗菌力ナンバーワンといわれているタイム。
古代エジプトではミイラの防腐剤として使われていたハーブのひとつです。
中世ヨーロッパではタイムは「勇気」や「勇敢さ」の象徴と考えられていて、女性は騎士にタイムを贈っていたそうです。
肉料理に使われるイメージの強いタイムですが、さわやかな香りはストレスフルな気持ちをやわらげて心を元気づける効果もあります。
抗菌力が高いため、風邪をはじめとした感染症の予防や症状の緩和に役立ちます。
バジル
バジルもローズマリーやタイムと同様、お料理でおなじみのハーブですね。
特にイタリア料理に多く使用されていて、トマトやチーズと相性が良いイメージです。
ギリシャ語で「王」を意味する「バジリコ」という言葉に由来していて、古代エジプトではバジルで冠(かんむり)を編んでいました。
スッキリとした香りは気分転換をしたいときや頭をクリアにして集中力を高めたいときにピッタリです。
頭痛や偏頭痛をやわらげ、呼吸器系の不調を緩和する作用があると考えられています。
樹木系
樹木系(ウッディー系)のアロマオイルは、まさに森林浴の香り。
森林浴で樹木や草木の香りをかぐと、もさわやかでとてもすがすがしい気持ちになれますよね。
樹木系の香りのアロマテラピーは、自宅にいながら森林浴をしているときのようにリフレッシュできる効果があります。
ユーカリ
ユーカリと聞くとコアラが好きな葉っぱというイメージがありますね。
オーストラリアの原住民はユーカリの葉や樹脂を薬草として使用し、病気や傷の治療に利用していました。
ミントにも似たクールな香りをかぐと、頭がスッキリとして鼻づまりの症状を緩和してくれます。
ユーカリの精油の中でも「ユーカリレモンオイル」は虫よけ効果が高いため、虫よけスプレーや子供の服に貼る虫よけシールにもこの香りがよく使われています。
ティートゥリー
ティートゥリーはオーストラリア原産の樹木でティートゥリー(tea tree)「お茶の木」とよばれ、18世紀のイギリスの探検家であるキャプテン・クックが「ティートゥリー」という名前を初めて使ったと考えられています。
お茶の葉の代わりにティートゥリーの木の葉を使用したら、スッキリとした香りで気分がスッキリすることに気づいたといわれています。
オーストラリアの原住民はティートゥリーを消毒薬として使用していて、抗ウイルス・抗菌・抗真菌作用が強いのが特徴です。
免疫力が低下して感染症が流行しやすい冬の季節におすすめの精油です。
レッドシダー(シダーウッド・バージニア)
レッドシダーは森林浴の香りというより、「木材」そのものをイメージさせる香りです。
ヒノキ科に分類される植物で、原産地の北米では防虫剤として使用されたり呼吸器系の不調をやわらげるためにも使われていました。
シダーウッドの樹木の香りは、精神的な疲労感を感じるときに心に安心感を与え落ち着かせてくれます。
呼吸器系に作用すると同時に抗菌作用もあるため、風邪の引き始めに利用するのがおすすめです。
樹脂系
樹脂系のアロマオイルは木の樹脂から抽出され、重厚で甘い香りが多いのが特徴です。
香りが長く続くため、少量の精油でも楽しむことができます。
粘性が高く保湿効果もあるため、ハンドクリームにもよく使用されています。
フランキンセンス
フランキンセンスは日本では「乳香(にゅうこう)」とよばれていて、樹皮に切り込みを入れて樹液を分泌させることで採取されています。
フランキンセンスの樹液は空気に触れて固まると乳白色~黄色っぽい色の粒状の物質になり、樹脂を水蒸気蒸留させたものがアロマオイル(精油)として使われています。
古くから宗教儀式にも使用されていて、上品で神秘的なイメージの香りです。
感情を鎮める効果があるため、瞑想やヨガ、ストレッチタイムに香らせると心が落ち着いた状態でとりくめるでしょう。
また美肌効果があるといわれていて、古代エジプトの時代からスキンケア用品として使われてきました。
フランキンセンスを使った化粧水なども販売されていて、人気があるようですね。
ミルラ
ミルラの和名は「没薬」ですが、その抗菌・殺菌作用を利用してミイラを作る際に使われていたことからミイラの語源だといわれています。
ムスクに似たスモーキーな香りが特徴です。
ミルラの精油はフランキンセンスと同じように樹脂から抽出され、現代においても優れた殺菌作用を利用して吹き出物や水虫などの皮膚トラブルの改善に使われることが多いようです。
抗酸化作用もあることから、シミやくすみなどが気になる年齢肌用のスキンケア用品としてもよく使用されています。
ベンゾイン
ベンゾインは別名「安息香」ともよばれていて、古代エジプトの時代から香料として使用されてきました。
ベンゾインは粘性が高くて長い時間香りが持続するため、香水を作る際には揮発速度の高い香りと組み合わされることが多いです。
バニラに似た甘い香りにはリラックス効果があり、緊張感や不安な気持ちをやわらげて心を穏やかにしてくれます。
「呼吸(息)を楽にしてくれる」という意味から安息香という呼び名がついたという説もあるくらいで、のどや呼吸器の不調に利用されてきました。
※各精油の特徴や効能については「くらしとアロマ」の記事を参考にさせていただきました。
まとめ
この記事ではアロマの香りの種類について詳しくみてきました。
アロマテラピーは、私たちの心と体にさまざまな作用をもたらしてくれます。
- 昂ぶった感情を落ち着かせてリラックス効果をもたらす。
- 落ち込んだ気持ちをリフレッシュさせて元気づけてくれる。
- 質の良い睡眠をもたらしてくれる。
- 認知症予防の効果が期待できる。
- 血行を促進して体を温める。
- 筋肉のコリをほぐす。
- ホルモンバランスを整えるサポートをする。
- 消化器系に働きかけて食欲を増進させる。
- 美肌作りを手助けしてくれる。
使用する精油の種類によっても効果はちがってきますし、なにより個人差があることは大前提です。
その時々の気分や体調、自分の好みによって使用する香りを決めてくださいね。
最近はお家で過ごす時間が増えています。
ぜひ日常にアロマテラピーをとりいれて疲れた心と体を癒してあげましょう。
この記事でご紹介した、柑橘系の【レモングラス】・【ベルガモット】、フローラル系の【ラベンダー】・【ネロリ】、樹木系の【レッドシダー】の5種類の天然成分が配合されたアテニア スキンクリア クレンズオイル アロマタイプなら毎日のクレンジングタイムに簡単にアロマテラピーをとりいれることができます。