
みなさんは「豊か」という言葉を聞くとどのようなイメージを抱くでしょうか。
物質的に恵まれている現代では、物が充分にある状態に豊かさを感じない人が増えています。
必要最低限の物だけでシンプルに暮らす「ミニマリスト」という生き方も注目を浴びていますね。
今回は断捨離で物を減らすことによって得られる節約効果と真の豊かさについて考えていきたいと思います。
なかなか断捨離ができなくて悩んでいる人もぜひ参考にしてくださいね。




断捨離と節約&貯蓄の関係について
物を捨てることが節約や貯蓄額を増やすことに関係があるとわかると、断捨離を頑張ってみようという気持になれますよね。
ここでは断捨離と家計管理がどのように関係してくるのかについて考えましょう。
「断捨離」という言葉の意味を考える

そもそも「断捨離」という言葉にはどのような意味があるのでしょう。
「断捨離」はヨガの行法である断行(だんぎょう)・捨行(しゃぎょう)・離行(りぎょう)に対応しています。
- 断:新たに手に入りそうな不要なものを断る
- 捨:家にずっとある不要な物を捨てる
- 離:物への執着から離れる
引用元:ウィキペディア


断捨離が節約と貯蓄アップにつながる理由

どうして物を捨てることが節約につながっていくのでしょう。
必要のない物を捨てることと節約とは一見関係がなさそうに思えますが、実は断捨離と家計管理の間には強い相関関係があるのです。
- 部屋を片付ける大変さがわかっていると、自然と必要な物だけを買うようになる。
- 断捨離をして物を減らすことでどこに何があるかを把握しやすくなるため、買うべき物と買う必要のない物の判断がつき余計な出費を減らせる。
- 整理整頓された部屋で過ごすと集中力が増すため、効率よく家事や仕事、家計管理にとり組める。
- 余計な出費が減ると貯蓄額が増えるため、家計管理が楽しくなってさらに貯蓄額を増やそうと仕事や節約へのモチベーションが高まる。
- 清潔な空間で暮らすことは健康維持にプラスに働くため、医療費を抑えることができる。
- 無駄遣いが減って生まれた余剰金を勉強や情報収集などの自己投資に回すことで将来の収入アップにつながる。


不要品を捨てるだけではもったいない!?お金に変える方法

引用元:PRTIMES
不要品といえども捨ててしまうと1円にもなりませんよね。
「引っ越し時における不要品売却の平均利益率」を見ると、最も利益率が高いのが「フリマアプリ」であることがわかります。
捨てようと思っていた物に少しでも値段がついたらうれしいですよね。
ただフリマ出品って、商品の写真撮影や値段決めなど結構めんどうだと思いませんか。
グッドディール(GoodDeal)なら、出張買い取りと宅配買い取りのどちらかを好きに選べます。
出張買い取りエリアも日本全国対応なので安心ですね。

断捨離で家がスッキリすると脳もスッキリ!

引用元:食のプロ組織
私たちは五感を通じてさまざまな情報を脳にとり入れていますが、中でも「視覚」から得られる情報が全体の83%と大半を占めています。
整理整頓された綺麗な部屋を見ると視覚を通じて余計な情報が入ってこないため、脳の中がスッキリと整理された状態に保てるわけですね。
逆に視覚を通じて散らかった部屋の情報が脳に伝わると、思考の整理ができないため仕事や家事、家計管理などを効率よくこなせなくなります。


お金持ちの部屋の特徴とは?

「断捨離とお金持ちってどういう関係があるの?」と思われた人がいるかもしれませんが、ドラマや映画に出てくる「お金持ちのお家」を想像してみてください。
物があふれたゴチャゴチャとした部屋の描写って見たことがないと思いませんか。
実際にドラマの美術担当の人がお金持ちの部屋を表現するときは物が少なくスッキリとした部屋を演出して、逆にお金がない家庭を表現するときにはあえて物を増やして整理整頓ができていない状態の部屋を演出するそうです。


成功者の部屋が綺麗な理由

お金があると物をたくさん買うことができるはずですが、経済的に豊かな成功者やお金持ちの部屋ほど物が少ないのは不思議ですね。
成功者ほど目標達成に向けて効率よく自分のエネルギーを注ごうとします。
頭の中をスッキリさせて物事に集中するためには、整理整頓された綺麗な部屋で過ごす必要があるのですね。
捨てる物と手元に残しておく物を取捨選択できる判断力もまたビジネスの成功には欠かせないものなのでしょう。
さらに質のいい物を長い間使うと、無駄に物が増えることもありません。
- スッキリとした部屋で過ごすことで思考が整い、仕事に集中できる。
- 残しておく物と処分する物を取捨選択できる判断力や決断力がビジネスの成功に不可欠。
- 上質な物を長い間使うことで余分な物をためこむことがなくなる。




本当に物を大切にするということ

引用元:fumumu
私たちは小さいころから「物を大切にしなさい」と教えられて育ってきました。
それゆえ物を捨てることに抵抗感を抱いてしまう人が多いみたいですね。
グラフを見るとわかりますが、20代~60代の男女のうち約半数の人が「物を捨てることに抵抗がある」と回答しています。
でも単にたくさんの物をためこんでいる状態は「物を大切にしている」といえないですよね。
「捨てずに持っている」だけでは物を有効活用できていないため、本当の意味で物を大事にできているとはいえません。


我が家の場合

我が家では定期的に断捨離をしています。
日頃からいらない物を積極的に処分するように心がけていますが、ときどき1人1枚ずつゴミ袋を持って家中の不要品を入れていきます。
末っ子はまだ4歳なので45Lのゴミ袋をいっぱいにするのはむずかしいですが、5人が動くだけでも一気にゴミ袋5つ分の断捨離ができるので毎回心身ともにスッキリ。
普段から捨てまくっているつもりなのに、定期的に断捨離をするとさらに不要品が出てくるのは驚きです。
引用元:Kracie
「どうしても捨てられないモノはありますか?」という質問に対する回答結果が上のグラフです。
中には「捨てられないモノはない」という強者もいますが、やはり写真や手紙など思い出がつまっている物を手放すことはむずかしいようですね。

つい最近実家の母から私の小学校時代の作文や読書感想文が送られてきました。
「いらなかったらそっちで処分してね。」とのこと。
なかなか捨てることができず、作文を書いた張本人である私に捨てるかどうかの判断をゆだねてきたわけですね。
作文用紙は場所をとらないため、今は私の自宅に保管してあります。
作品そのものに特別な思い入れがあるわけではないのですが、30年近くも保管してくれていた親の気持ちを思うとかんたんに捨てられないというのが本音です。
処分する物を決めるとき、「子どもの成長の記録や家族の思い出」に関わる品物は慎重に検討しましょう。唯一無二の物を捨ててしまうとあとから後悔することも。子どもの作品や服、ぬいぐるみなどはすべて処分するのではなく一部を思い出の品として手元に残しておくのがおすすめです。
それでも物が捨てられないあなたへ

断捨離することの大切さを書いてきましたが、どうしても物を捨てることに抵抗を感じる人もいると思います。
そんな人は一気に断捨離しようとせず、勇気を出して1日に1つずつ物を捨ててみてはいかがでしょう。
大きな物でなくてもかまいません。
1日に1つ捨てるだけならさほど抵抗感を感じずにすむと思います。
フリマに出品できそうな物だけ別に集めておいて、ある程度集まったら出品してお金に変えていくのもいいですね。
不要だと思っていた物が売れていくと断捨離が楽しくなるかもしれません。



まとめ
今回は断捨離と家計管理の関係について書きました。
- 部屋が整理整頓されていると、視覚から余計な情報が入ってこないため思考が整理される。
- 綺麗な部屋だと気が散らないため、集中して仕事・家事・家計管理などにとり組める。
- 物を減らすとどこに何があるか把握できるようになり、不必要な物を買わなくなる。
- 清潔な部屋で過ごすと健康維持にも役立つため医療費を抑えられる。
- 無駄遣いがなくなって貯蓄額が増えてくると家計管理が楽しくなり、仕事や節約へのモチベーションが高まる。
- 支出が減って生まれた余剰金をスキルアップのための学びに投資すると、将来の収入を増やすことににつなげられる。

