奈良県出身→早大法学部卒→弁護士秘書として勤務→結婚して4人の子供を出産。
現在大学生~小学生まで1男3女の子供がいます。子育てを通して感じたことや子どもの教育に関する情報発信をしていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
「おばあちゃんっ子」と聞くと、みなさんはどのようなお子さんを想像しますか。
おっとりしている、優しい、甘え上手といったイメージを抱く人が多いのではないでしょうか。
コトバンクには「年寄りっ子」は「祖父母に育てられた子。また、親が年老いてから生まれた子」と書かれています。
我が家には数日前から私の母が遊びにきていて、久しぶりにおばあちゃんと会えた子どもたちは大喜び。
それにしても、「おばあちゃんっ子(年寄りっ子)は三文安い」と昔からいわれているのはなぜでしょう。
今回はおばあちゃんと孫たちの様子を観察する中で感じたことを通して、「おばあちゃんっ子(年寄りっ子)は三文安い」という言葉の意味について考えたいと思います。
また「親が年老いてから生まれた子」という意味だと、我が家では高齢出産で授かった末っ子の子育てが当てはまると考えています。
年々共働き家庭の割合が増えていて、おじいちゃんおばあちゃんにお子さんのお世話を頼む機会も多いですよね。
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おばあちゃんっ子(年寄りっ子)のプラス面とマイナス面
主人と私は親元を離れて子育てをしているため、おじいちゃんとおばあちゃんがそばにいて孫の世話をしてくれる環境にある人を見ては羨ましく思っていました。
「おばあちゃんっ子(年寄りっ子)は三文安い」と言われていますが、本当でしょうか。
おじいちゃんやおばあちゃんと同居しているお子さんや、すぐ近くに住んでいるお子さんはどちらかといえば同年代の他のお子さんと比べると、しっかりしていて落ち着いた性格に育っているイメージがあります。
おばあちゃんっ子(年寄りっ子)のプラス面とマイナス面をみていきましょう。
おばあちゃんっ子(年寄りっ子)のメリット
- 親以外にも愛情を与えてくれる存在がいることで情緒が安定する
- 親以外の価値観にふれることで多様性が育まれる
- 怒られたり否定されたりする機会が少ないため、自己肯定感が高まりやすい
- 落ち着いた環境で育てられるため穏やかな性格になりやすい
孫からみると、おじいちゃんやおばあちゃんは絶対的に自分を受け入れてくれる存在なので心底甘えることができるようです。
私も小さい頃、たった一度だけですが親に買ってもらえなかった人形を母方の祖母にねだって買ってもらったことがあります。
「親に言っても無理だけど、おばあちゃんなら何とかなるかもしれない」と幼心に思ったのでしょうね。
祖母とは年に2~3回会う程度でしたが、35年近く経った今でも私に人形をねだられたときの困った顔を思い出します。
最初「買ってもいいかどうかお母さんに聞いてからじゃないと」と言っていたので、孫に頼まれたからといってすぐに買い与えるタイプのおばあちゃんではなかったのですね。
それでも最終的には人形を買ってくれたおばあちゃん。
「あまり物を買い与えない」という教育方針の親だったので、人形を買ってもらえたときは本当にうれしくて、その人形はずっと長い間大切にしていました。
おばあちゃんっ子(年寄りっ子)のデメリット
- 甘やかされて育つケースが多い
- 叱られることが少ないため、ワガママになりやすい
- 自分を優先してもらうことが当たり前になる
祖母にねだって物を買ってもらったのは一度きりでしたが、たった一度だからこそ心に残る出来事となったのでしょう。
常日頃から欲しいものを買ってもらえる状況だと、やはり「我慢強さ」は身につかなかったかも、と思います。
これは祖父母に限らず、実親が子育てをする場合でも同じですね。
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おばあちゃんと孫の関係性を観察して
感染症拡大の影響で、今回我が家の子どもたちと私の母が会ったのは実に2年ぶりのことでした。
新幹線の距離に住んでいて前々から年に1回会える程度だったので、いつもおばあちゃんに会えると子どもたちはみんな大はしゃぎ。
「もっと近くに住んでいて頻繁に会えるといいのに」と思うこともありますが、「ときどき会えるくらいでちょうどいいのかな」と感じることも。
ここではおばあちゃんと孫のやりとりを観察し、母親の立場から思ったことを書いていきますね。
おばあちゃんは親とはちがう種類の愛情を与えてくれる存在
親と子どもの間にはある種の「緊張感」がありますが、おばあちゃんは無条件に可愛がってくれる存在なので、子どもはおばあちゃんと過ごすときは心底安心できるようです。
孫はあくまでも孫であり、責任を持って育て上げなくてはいけない子どもとはちがうため注がれる愛情の質も親の愛情とは少しちがいますよね。
子どもも「無条件に自分の存在を受け入れてもらえる」という安心感があるのか、おばあちゃんの前ではいつもより開放的。
普段しっかり者の子が甘えん坊になり、普段から甘えん坊の子はもっと甘えん坊になります。
この状態がずっと毎日続くと、「甘やかされてワガママになる=三文安い」といわれるようになるのかなあ、と感じました。
おばあちゃんの存在は、親の立場からも有り難い
おばあちゃんは「ひたすら孫を可愛がる」イメージがありますが、「しつけ」に関して協力してくれることもあって、とても助かります。
子どもも毎日いっしょに暮らしている親に言われるより、たまにしか会わないおばあちゃんに言われたひとことの方が心に響くようで素直にいうことをきいています。笑
親子の間に入ってクッションとなってくれるため、親もいつもより余裕を持って子どもと接することができますね。
子育てに関しても冷静にアドバイスをしてくれるので、親子だけで向き合っているよりおばあちゃんがいてくれた方が子育てがグッとラクに感じられます。
祖父母に子どもの世話を頼むときの注意点
- 食べさせていいものと良くないもの、買っていいものと良くないものについてあらかじめ伝えておく
- 高齢の祖父母の体調などを考慮して無理のない範囲でお願いする
- 感謝の気持ちを忘れず、ときにはお礼をする
私の実家は奈良県にありますが、実家の近所では3世代で同居しているお家が多く、おじいちゃんやおばあちゃんがお孫さんを連れて歩いているところをよく見ます。
最初からいっしょに暮らしていると、家事や育児、介護や家計管理などお互いに協力し合って生活をするのが当たり前になりますね。
「ときどき孫の面倒をみてもらう」くらいの距離感のある関係性がいちばん気を使うかもしれません。
いっしょに住んでいると「お互い様」の部分が多くなりますが、ときどき祖父母に子どもをみてもらうときは、当たり前だとは思わずに感謝の気もちを表すことが大事。
私の母も、子どもたちといっしょに過ごすといつも「元気がもらえる」と言っています。
どうすれば両親、祖父母、子どもみんなにとってプラスになるような関係が築けるか、考えるといいですね。
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高齢出産で授かった末っ子の子育てを通して感じること
年寄りっ子には「親が年老いてから生まれた子」という意味もあるようです。
我が家の末っ子は私が30代後半、主人が40代後半のときに授かった子なので、高齢出産で授かった子どもといえますね。
「甘やかされて育つ=三文安い」となるなら、おじいちゃんやおばあちゃんに育てられた場合に限らず、実の親が甘やかして育てても同じように「三文安い=ワガママ・我慢が出来ない」性格に育ってしまうのでは、と思います。
高齢で親になる場合に気をつけること
4人の子どもたちはみんな可愛くて仕方がない存在ですが、末っ子はまさに孫のような可愛さ。
もちろん親としての責任があるので完全に「孫」とはなりませんが、「泣いてもわめいてもただひたすら可愛い」と思えるのはやはり高齢で授かった上に「最後の子ども」だと思うからでしょうね。
「年寄りっ子は三文安い」という言葉を聞くと、少しドキッとしてしまいます。
主人も私も末っ子の欲求にはすぐに答えようとするので、今回母から「すぐに手をさしのべるのではなくて、しばらく放置しておいた方がいいよ」とアドバイスされました。
これではどちらがお年寄りなのかわかりません。
精神的に落ち着いて子育てができる点は高齢で出産した場合のメリットですが、甘やかしすぎないように気をつけないといけませんね。
まとめ:「おばあちゃんっ子(年寄りっ子)が三文安い」とは限らない
祖父母に育てられる=ダメという考えは少し短絡的だと思います。
「おばあちゃんっ子(年寄りっ子)が三文安い」となるかどうかは、親の関わり方と祖父母の性格によりますね。
感情的にならず、親のことも子どものことも冷静にみてくれるおじいちゃんやおばあちゃんならむしろ「三文高い」結果になるかもしれません。
逆に実の親でも、ただ甘やかして育てると「三文安い」結果になりかねません。自戒を込めて。
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